【台湾・台南】シーズンオフ中に味全ドラゴンズと年間契約を交わして現役18年目に突入する林智勝は、CPBLでの日曜日に行われた味全ドラゴンズの初戦で、統一ライオンズのリリーフ・王 建民からレフト方向への弾丸アーチを放ち現役本塁打290本目を記録した。これで林智勝は文字通り台湾での単独本塁打王に輝いた。
林智勝(40歳・台中出身)は2003年トレーニングセンタードラフトで第一位指名され、2004年にベアーズ(現在の楽天モンキーズ)でプロデビューした。彼はすぐに頭角を現し、最初の2シーズンにベアーズで27本塁打、4位にランクインした。
2004年から2015年までの12年間La Newベアーズ/モンキーズでプレーし、林智勝はリーグで3度本塁打王(2009年、2010年、2012年)、207本塁打数は今でもLa Newベアーズ/ラミーゴ史上最多を誇る。また台湾シリーズMVPにも2度(2012年・2015年)選ばれた。
2016年、林智勝はCPBL史上初めてFAを行使してチーム移籍に成功。中信兄弟とはCPBL最高額の3年大型契約を結んだ。中信兄弟での1年目、彼は36本塁打、オールスターのホームランダービーでは3度勝利(2009年、2015年、2016年)する。
2020年と2021年林智勝は故障のためほとんど試合に出場できなかったが、自身最小の33試合出場にとどまった2021年シーズンの最終試合では、彼は満塁本塁打でCPBL史上最多本塁打数の289本で張泰山(元ドラゴン/ブルズ/ライオンズ選手で現在ドラゴンズのコーチ)の記録とで並んだ。
林智勝は次の本塁打を打てば張泰山を追い越し、史上最多を記録することになることについて、試合前の番組でこう語っていた。「本当に成し遂げられれば、どの試合で達成したいという期待はありません」
現在ドラゴンズの打撃コーチを務める張泰山は、林智勝に「ぜひこれから300本いってほしい!」と祝福とエールのメッセージを贈った。
ドラゴンズは2022年シーズンは台南のライオンズ本拠地で開幕戦を行った。ライオンズの先発・施子謙はドラゴンズの強烈な打線で 2/3イニング9失点(自責点6)に終わり、ドラゴンズの先発ジェイク・ブリガムは5回投球2失点(自責点1)でシーズン初白星を獲得。ドラゴンズはライオンズに11対3で勝利し、2021年台南スタジアムでのライオンズとの連敗記録に終止符を打った。
ブラザーズとライオンズは開幕節を終了し、富邦 ガーディアンズと楽天モンキーズは開幕節にホームで初戦を戦う。ドラゴンズが次にまたホームで対戦するのは4月15日隣、最初の2週間は遠征が続く。
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