時速99マイルの球を投げるアメリカ海軍飛行士官、Noah Song
17/11/2019 1 記事を読む目安時間

時速99マイルの球を投げるアメリカ海軍飛行士官、Noah Song

リリーフNoah SongがWBSCプレミア12で最速記録を出した。ボストン・レッドソックスはSongを待っているが、フロリダ・ペンサコラ海軍航空基地への配属が決まっている。

Noah Songの投球は2019年WBSCプレミア12で最速。彼の速球は時速159km(時速99マイル)に達した。

「スコアボードは全然見ていないが、まさか自分が最速を出すとは」と右腕は話した。「誰かが教えてくれて、無論嬉しかった。投げた球が思ったより速かったこともあるし、遅かったこともあるでしょう。」

Songは2018年アマチュアドラフトの137位だった。レッドソックスが4巡目に彼を選択した。Noahほどのスキルを持つピッチャーにしては遅い指名だった。「必ずしもドラフトで漏れ落ちたとは思っていない。自分の後にまだ30巡もあったし才能ある選手もたくさん残っていた。見くびられた感じはしない。」

Songは2015年にカリフォルニア・クレアモントのクレアモント高校を卒業し、アナポリスのアメリカ海軍士官学校に入った。そして海軍ミッドシップメンで大学野球をし、2019年にアメリカ海軍士官学校を卒業した。

SongはWBSCプレミア12が終わり次第、ペンサコーラ海軍航空基地に配属される予定だ。そのため彼のプロ野球キャリアには2年もの遅れが出かねない。レッドソックスは解決策を模索中だ。「私の口からは何も言えない」とSongは認めている。「今のところ、ペンサコーラの航空学校に通おうと思っている。何が起きてもそれは誇りに思うべきものであろうし。」

海軍飛行士官として2年の兵役の後野球に復帰することはチャレンジであるかもしれない。

「復帰の可能性には十分注意を払っておこうと思う。多分にその時の体の状態によるだろうから。」

Noahの父Billは5歳の時に韓国からアメリカに移住してきた。「祖父母は祝祭や行事のためにやってきて、全ての仕事を一緒にやる。」とSongは語る。「私は父が祖父母に韓国語で話をするのを聞くのが楽しい。私にとって言語はチャレンジではあるのだが。私は韓国文化が好きだが、残念ながら韓国のことはよく知らない。」

SongはWBSCプレミア12で初めて野球の国際試合を体験した。「あれは素晴らしいものだ。野球のために皆が集まる。私たちは同じ言語を喋らないが同じルールでプレーする。ゲームは実に普遍的なものだ。」

Noah Songは2019年WBSCプレミア12の銅メダルをかけたメキシコとの試合で1イニング1/3を投げた。彼が許したヒットは1本だけだった。