アルゼンチンの 「ソフトボール都市 」パラナ州で、ソフトボール大会が開催
10/04/2023 1 記事を読む目安時間

アルゼンチンの 「ソフトボール都市 」パラナ州で、ソフトボール大会が開催

2012年のジュニア男子ソフトボール世界選手権に続き、パラナ州のエントレ・リオスでソフトボール国際大会が開催されるのはこれで2度目となる。

第1回WBSC U-23男子ソフトボールワールドカップは4月15日から23日まで、ブエノスアイレスから460キロ離れた場所に位置するパラナで開催。世界で最も重要なソフトボール都市のひとつであるアルゼンチンのパラナのアントレ・リオスが、今週の土曜日に世界中のソフトボール界から注目を集める。

アルゼンチンの「ソフトボール都市」として知られるこの都市で、ソフトボールワールドカップが開催されるのは、2012年のジュニア男子ソフトボール世界選手権以来の2度目。

パラナ市は、市名の由来となったパラナ川の左岸に位置する人口36万5千人以上の都市でアントレ・リオス州の州都でもある。

この大会のメイン会場は、国内最大かつ最も重要なソフトボール球場のナファルド・カルグネル・スタジアム。 

このスタジアムは、1989年11月4日、男子ソフトボール・パンアメリカン選手権を開催するために開場。スタジアム名は、60年代後半から70年代にかけてパラナでソフトボールの組織化に貢献したナファルド・カルグネル氏にちなんで名づけられた。

しかし、そこまでの道のりは決して平坦だったわけではない。国内の深刻な経済・政治危機に直面する中、当時のパラナエンセ・ソフトボール協会会長で、現在はWBSCソフトボール殿堂メンバーのビクター・センチュリオンが、大会開催に合わせてスタジアムを建設するため、その支援に重要な役割を果たした。

このスタジアムは、1995年のパンアメリカン競技大会、3回のパンアメリカン選手権大会、そして前述の2012年のワールドカップなど、地域や国際的に最も重要なイベントのメインステージとなっている。そして、WBSC U-23男子ソフトボールワールドカップは、アルゼンチンの歴史上最大のソフトボール大会となる。

ナファルド・カルグネル・スタジアムは、長年にわたる多くの改修を経て、現在、ホームプレートの後ろに約400の屋根付き座席と2つの多目的ビルを備えている。現地組織委員会は、約4,000人のソフトボールファンを収容するための仮設スタンドも増設した。