プエルトリコ野球連盟、WADAと提携を発表
09/08/2023 1 記事を読む目安時間

プエルトリコ野球連盟、WADAと提携を発表

このパートナーシップは、WADAとプエルトリコのスポーツ連盟の間で初めて取り交わされたもので、ダブルAスーペリアベースボールリーグでドーピング管理を実施することにより、フェアプレーを促進し、クリーンスポーツへの意識を高めることを目的としている。

プエルトリコ野球連盟(FBPR)は、2024年のダブルAスーペリアベースボールリーグシーズンに向けて世界反ドーピング機関(WADA)と提携を結んだ。

この取り組みは、WADAとプエルトリコのスポーツ連盟の間で初めて実施されるもので、国内連盟会長のJose Quiles博士とEfrain William事務局長によって提案され、FBPR(プエルトリコ野球連盟)執行委員会が満場一致で支持した。この提携は、Quiles 氏とWilliams氏、プエルトリコ反ドーピング機関(PRADO)の会長である David Bahamundi博士と業績管理マネージャーのAndres Santos Ortiz氏との会談に続いて実現したものだ。

「2024年から、プエルトリコ野球連盟はWADAと協力して、スーペリアダブルA野球リーグにおけるドーピング管理プロセスを確立する予定です。私たちは公平な試合を望んでおり、トーナメントに参加するすべての選手は平等な条件の下で最大限の能力を発揮してプレーしている」とQuiles氏は語った。

「私たちはこのような提携を正式に締結したプエルトリコの最初の連盟です。私たちはリーグと代表チームの利益のために、強固で健全な基盤を構築したいと考えています。ドーピング物質の使用はスポーツの価値観に反し、アスリートの健康に影響を及ぼします」とQuiles氏は付け加えた。

プロジェクトの一環として、FBPR は 10 月から、連盟の公式 Web サイトに公開されるリンクを通じて、45球団の代表者とそのメンバー向けのオリエンテーションを開始する。レギュラーシーズンでは225件、カルニバル・デ・カンピオーネス段階で40件、国内準決勝では20件、決勝では10件の検査が実施される。

選手に加えて、FBPRのリーダー、コーチ、事務スタッフも評価の対象となる。また、ユース代表チームの選手やユースダブルAベースボールリーグのメンバーに対しても、禁止薬物の範囲について指導する予定だ。

Quiles氏はさらに、選手の結果は必要に応じて制裁を適用するために世界野球ソフトボール連盟(WBSC)に送られると説明した。