【台湾 台北市】「「おはよう、こんにちは、こんばんは！」と言って、世界中のさまざまな地域の野球ファンを歓迎します。」
中国プロ野球リーグ（CPBL）の英語の放送をフォローしている世界中の野球ファンにとって、すべてのテレビ放送のオープニングメッセージが、COVID-19によって引き起こされた封鎖の中で唯一アクティブなプロ野球リーグからの世界中の野球ファンへの毎日の挨拶となっている。
コロナウイルスの感染拡大の中でのCPBLで開催中の試合が、世界中の主要メディアの注目を集めている。
「私たちCPBLが 2020シーズンを開始できたのは、コロナウイルスとの闘いでの政府の対策の確かな成果によるものです。」とWBSCのアジア特派員、 Richard "Boston" Wang氏は述べた。彼とその放送パートナーのWayne McNeil 氏がライブ動画配信サービス『イレブンスポーツ』ネットワーク台湾で英語でCPBLゲームを英語で放送し始めたため、彼は”The Voice of Baseball”（野球のアナウンサー）と呼ばれるようになった。
ICPBLのレギュラーシーズンの試合が国際的に放送されるのは、31年の歴史の中で2度目、試合内容が全て英語で放送されるのは史上初めてだ。
「CPBLがCOVID-19のロックダウンの中で世界で最初にシーズンを始めることを知った途端、CPBLの試合を世界に流すことがどんなに興味深いことかすぐにわかりました」と台湾在住17年以上で、 2015WBSC プレミア12の野球解説者を務めるMcNeil氏は語った。
「Eleven Sports Network（ESN）TaiwanのマネージングディレクターであるSimone Kang氏は、CPBLの試合を世界中の視聴者に配信してくれる原動力です」とWang氏は述べた。
Wang氏は、北京官話のFOX Sports Taiwanのメジャーリーグのアナウンサー/コメンテーターだ。彼は英語を第二言語として使用して放送チームに加わるよう依頼された。
「私は自分の第二外国語を使用して野球試合のアナウンスをするなど夢にも思っていませんでした。会話は流暢に話すことはでき、スピーチをすることもできますが、試合を英語で解説する練習をしたことがありませんでした。」
「どきどきする」という言葉では、 世界中のライブ観客の前でプレゼンテーションすることへの不安や恐怖を表現できなかった、と語った。
「私にできることは、皿洗いをしながら、バイクに乗りながら、シャワー中でも、何度も何度も練習し続けることしかありませんでした。実際、私が起きているときはずっと練習し続けていました。」
準備作業は明らかに成果を上げた。最初の放送は世界中で65万回以上の視聴を生み出し、より多くの野球ファンがESNのTwitterアカウントにチューニングして、彼らが渇望していたスポーツを見るようになった。英語放送が追加され、シーズンにわずか5試合で、500万回の視聴が記録され、CPBがスポーツの世界で最も人気のある番組となった。
Wang氏とMcNeil氏による楽天モンキーズの試合の英語放送の成功は、他のCPBLチームからの反応をすぐに引き起こすことになった。フボンガーディアンズは、ツイッターアカウントに関連付けられた独自のフボンガーディアンズテレビをセットアップする際に、Wang氏とMcNeil氏のサービスを迅速に取りつけた。
「私は、海外の視聴者からの反応に圧倒されています。海外のファンからのフィードバックから判断すると、私たちはこの困難な時期に視聴者を楽しませ、またすこしでも慰め、平常感をもたらすという意味でも、世界に野球の試合を提供することによって、正しいことをしているように思います。」
「野球を世界にもたらすプロジェクトに参加できたことを本当に光栄に思います。また、野球放送のプラットフォームを通じて、私の国のパンデミック予防における確かな成果を提示できたことをも誇りに思います。」
COVID-19の深刻な影響を受けた国々には、まだ解決の明確な兆候がない。メジャーリーグベースボール（MLB）と日本プロ野球（NPB）の両方のシーズンが現在開催されていない。韓国野球機構（KBO）は、CPBLのリードに従い、5月5日に無観客でシーズンを開く計画をしている。
Wang 氏と McNeil氏は 、2020年シーズンの終わりまでCPBLゲームをフォローし、これを楽しみしているファンに朝食ベースボールを送り続ける。
「朝のコーヒー、ランチボックス、またはメインコースを手に取って、私たちと一緒に楽しんでください。私たちはあなたがどこにいてもあなたに野球をお届けします。」と英語放送の野球コメンテーターWang氏は語った。
