ソフトボール・ニュージーランドは、ブラックソックスのレジェンドであるトーマス・マケア氏が、男子代表チームの第8代ヘッドコーチに就任することを発表した。マケア監督の就任期間は、2025年にカナダで開催されるWBSC男子ソフトボールワールドカップまで。
「ブラックソックスのヘッドコーチに任命されたことは、私と私のワナウ(マオリ語で家族の意)にとって大きな名誉です。これまでの努力、献身、そして競技への愛が認められたのだと思います。こうして代表チームを育てる機会を与えていただき、大変感謝します。私は、優秀なブラックソックスのコーチたちから学んだこと をこの役割に生かしていきたいと思います」
WBSCとソフトボールNZの両殿堂に名を連ねるマケア監督の課題は、昨年ホームのオークランドで開催された大会で8位に終わったニュージーランド男子チームを再び表彰台に導くことだ。
「今こそ目の前の課題を受け入れブラックソックスが最高のチームになるためソフトボールの仲間たちに示すときです。そのためには、関係者の総力を結集する必要があります」とコメントした。
「基盤を再構築し、未来の世代が大きな夢を持ち、偉大なことを成し遂げられるよう挑戦できることを今から大変楽しみにしています」
彼らの国際舞台での活動は2024年の第18回男子ソフトボールワールドカップグループステージから始動する。
ブラックソックスの歴代ベストプレーヤーの一人として知られるマケアは、選手として4度の世界選手権を制し、国際的なキャリア20年間、ブラックソックスで2番目に多い143試合の出場数を誇る。
また、マケア監督はコーチとしての実績も高く、2014年のカナダ大会では17年間表彰台から遠ざかっていたジュニアチームを銀メダルに導いた。2016年に3位、2018年にカナダで再び3位、そして2020年の世界選手権(パーマストンノース)では3位に入賞している。
マケア(Ngāti Kahungunu)監督は初のマオリ族出身のヘッドコーチとなる。