.カーネクスト侍ジャパンシリーズ2015 日本対欧州代表のコーチング スタッフを務めたシドニー・デ・ヨングは 、この大会は良い思い出だったという。
「素晴らしいシリーズでした。今でも両試合とも勝てたかもしれないと思っています。素晴らしい試合ができました。チームとして団結し、コーチングスタッフとして、堅実な日本チームと戦うことができました」
1979年生まれのデ・ヨングはスーパースター捕手だ。彼は米国のサザン・アイダホ大学で経験を積み、永遠の3割打者となり、キンハイム、HCAW、アムステルダム・パイレーツのオランダ・ホーフドクラスでオールスター捕手兼DHを務めた。
オランダ代表として2004年と2008年のオリンピック、2006年と2009年のワールドベースボールクラシックを含む178の国際試合に出場した彼は、2011年の野球ワールド カップ、2001 年、2003 年、2005 年、2007 年の欧州選手権での優勝、2006 年と 2010 年のインターコンチネンタル カップでの2位獲得に貢献した。
デ・ヨングはU-23野球オランダ代表チームの監督であり、オランダ代表チームではエベルト・ヤン・ト・ホーエン監督の下でベンチコーチを務めtた。彼は、3月6日と7日に日本の大阪で開催される第2回カーネクスト侍ジャパンシリーズで、欧州チームのコーチングスタッフとしてマルコ・マッツィエリ監督のベンチコーチを務めることになる。
「私はマルコのことを2015年から知っています。もちろん、彼がイタリアの監督だったときに対戦したこともあります。彼は野球の知識が豊富な素晴らしい男です。コーチングスタッフをまとめるのに素晴らしい仕事をしてくれました。私はスタッフ同士の相性がとても良いと確信してているので、試合前の調整もスムーズに出来ると思います。ベンチコーチとしてもマルコの必要とする情報を提供することが出来ると思いますし、良い協力関係を結ぶことが出来ると信じています」
デ・ヨングは多くの選手がシーズン開幕から遠く離れていることを懸念していない。
「私達はしばらくの間、全員の調子について情報を得るために取り組んできました。ヨーロッパ各地のコーチにも頼っています。マルコ(マッツィエリ)がこのプランを開始し、私達全員が、日本チームに勝つ最高のチャンスを得るためにどの選手を連れてくる必要があるかについて意見を出し合ってきました」
日本のチームと対戦する場合、親善試合と言うことばは存在しない。あるのは真剣な戦いだけだ。
「私も彼らと同じ考えです。どんな試合でも勝つためのプレーするべきです」
2024年シーズンを前にヨーロッパの野球をどう評価しますか?
「成長しているチームもあるし、強くなっているとおもいます。チェコも強くなっているし、ドイツは素晴らしい試合をしている。残念ながら、イタリアが少し順位を落としています。私の時代はいつもオランダ対イタリアでした。今はスペインです。それにイギリス…ヨーロッパの国内での差は縮まり、フィールドでの戦いはより興味深いものになっているように思います」
ヨーロッパの野球には、アメリカ大陸で育った選手たちが貢献してきました。ヨーロッパの最高の人材に次のレベルに成長するチャンスがあると思いますか?
「そう思います。基準は以前より少し高くなっています。確かにヨーロッパ以外で育った選手たちがレベルを向上させましたが、オランダでは何人かの選手がアメリカの大学に進学しています。スペイン、イタリア、その他のヨーロッパ諸国でも同じことが起こっています。これらの選手たちがそのレベルで競争すれば、多くの知識をヨーロッパに持ち帰ることができるでしょう。選手たちはそれぞれ成長し、それによってヨーロッパの野球も成長し、各国のプログラムも恩恵を受けるでしょう 」
次のシドニー・デ・ヨングが選手の中にいそうですか?
「私が予想する通りに成長していけば、成功するであろう選手が何人かいます」
第31回WBSC U-18野球ワールドカップでスカウト陣を感心させた16歳のキーガン・ピエテルネラのように?
「キーガンは素晴らしいツールを持った若い選手だ。しかし他にもいます。彼らの名前を聞くことになるでしょう。そしてそれはオランダだけではなく、ヨーロッパの野球では良いことが沢山起こっています」
ピエテルネッラとU-18オランダ代表はU-18ワールドカップで6位に終わった。
「素晴らしい成果でした。あと数段階すれば、優勝も争えるでしょう」
カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024 日本対欧州代表の2試合は、3月6日水曜日と7日木曜日に日本の大阪で開催予定。「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024 日本対欧州代表」への取材を希望する国際メディアはmedia@wbsc.orgまで。