アフリカ タンザニアで野球ソフトボールが発展
03/03/2020 1 記事を読む目安時間

アフリカ タンザニアで野球ソフトボールが発展

WBSC発展振興委員会とアフリカ野球ソフトボール連盟(ABSA) が2017年WBSCアフリカ野球サミット(南アフリカ・ヨハネスバーグ)で立ち上げた協同事業にタンザニアが5カ国目として参加する。

アフリカ発展振興プロジェクト (ADP)は、世界野球ソフトボール連盟が2017年にアフリカ全土での野球ソフトボール発展を目指し始めたもので、アフリカ東部にある人口5700万人のタンザニアでも同プロジェクトが導入された。

コートジボアール、ケニア、レソト、ザンビアに続き、タンザニアはADPを導入したアフリカ5カ国目となる。

タンザニアADP開始  組織運営と発展振興

首都ダルエスサラームのAzania Secondary Schoolで行われたワークショップには35名が参加した。この発展振興および組織運営セミナーはWBSCがタンザニア野球ソフトボール連盟(TaBSA)と協力して開催した。

ワークショップは競技組織の管理を学ぶことを目的としたもの。このコースの始めには競技組織の構成などについて学んだ。さらに国内連盟とスポーツ機関との関係構築、メディア、公共との関係などの重要性についても講義が行われた。参加者は中期もしくは長期プランを作るよう教えられ、中でも主な目的は野球・ソフトボールのアスリート育成である。セミナーはまたプロモーションやスポンサーなどについても触れた。ワークショップ最後にアーバン型野球ソフトボール競技・ベースボール5の基礎について説明された。

2018年、初の野球場がタンザニアに建設され、タンザニアのKassim Majaliwa首相が完成セレモニーに出席した。2019年末タンザニアはWBSC野球世界ランキングにデビューを果たし、世界73位にランクインした。タンザニア、アフリカ、世界に野球ソフトボールは今後も広がっていくだろう。

アフリカ競技発展振興プロジェクト(ADP) 第1段階、第2段階、第3段階

この競技組織管理のセミナーはADPプロジェクトの第1段階になり、アフリカ国内野球およびソフトボール連盟の統括運営の改善と発展を目指すものである。第2段階は連盟の技術的な発展を中心にプロジェクトを行う。

国内連盟がこの第1段階終了後、プロジェクトは第2段階に入り、WBSCに二つのセミナー開催のためのコーチ派遣を要請する。

第3段階ではWBSCは国内連盟が大会を運営するサポートをする。

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