世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は今日メキシコのシウダ・オブレゴンとロスモチス両都市にてWBSC U-23 野球ワールドカップ2020を、9月30日(水)から10月9日(金)に開催することを発表した。
第3回U-23野球ワールドカップは、2016年にオープンした16000席のエスタディオ・ヤキスで、メキシコパシフィックリーグ(LMP)のヤキス・デ・オブレゴンのホーム球場と、最近改装したばかりのLMPのカニェロス・デ・ロス・モチスのホーム球場であるエスタディオ・エミリオ・イバラ・アルマダで行うことになった。ヤキスが主要会場としてスーパーラウンドと3位決定戦や決勝を行う。
U-23 カテゴリーの野球王者を目指し出場する12チームは以下の通り
- アフリカ(1枠) 23位南アフリカ
- アメリカ大陸(4枠) 5位メキシコ(開催国&前大会優勝)、8位キューバ、9位ベネズエラ、15位ニカラグア
- アジア(3枠) 2位日本、4位チャイニーズタイペイ、21位中国
- オセアニア(1枠) 48位ニュージーランド
- ワイルドカード(1枠) 3位韓国
アメリカ大陸からは開催国メキシコが自動的にU-23ワールドカップ出場を決め、さらに最近行われた大陸予選を勝ち抜いた上位3チームニカラグア、キューバ、ベネズエラがこれに加わる。
チェコとドイツは昨年8月プラハで行われたU-23ヨーロッパ野球選手権大会で勝利した。開催国のチェコが優勝を飾った。
チャイニーズタイペイ、日本、中国も昨年10月に行われたU-23ワールドカップ予選となるアジア野球選手権大会を勝ち抜いた。4位の韓国はワイルドカード枠で出場が決まった。
ニュージーランドは予選シリーズで宿敵オーストラリアを下して、オセアニア代表で出場権を獲得した。
南アフリカはWBSC野球世界ランキングでアフリカ大陸トップであることからU-23ワールドカップ出場が決まった。
U-23野球ワールドカップ出場枠
WBSCは2014年11月にU-21野球ワールドカップを新設し、台中で行われた決勝ではチャイニーズタイペイが日本を下して自国開催での優勝を果たした。3位決定戦では韓国がニカラグアに勝利した。
U-21ワールドカップは2016年に年齢を引き上げてU-23野球ワールドカップとなった。2016年はメキシコのモンテレイとサルティーヨで行われた。決勝では日本がオーストラリアを下し、3位決定戦では韓国がパナマに勝利した。
メキシコは2018年10月コロンビアのバランキージャで開催した第2回U-23野球ワールドカップで優勝した。メキシコが公式ワールドカップで初めて獲得した優勝タイトルだった。決勝では10回延長で日本に勝利した。3位決定戦ではベネズエラが韓国を制しメダルを勝ち取った。
前回のU-23野球ワールドカップにはオーストラリア野球リーグ (ABL)、韓国野球リーグ(KBO)、メジャーリーグベースボール(MLB)、メキシコ野球リーグ(LMB)、ニカラグアプロ野球リーグ、日本プロ野球(NPB)などそのほか世界中にリーグに所属する球団の若きトップ選手たちが集結した。