日曜日に東京の大田スタジアムで開催された第1回WBSC U-15女子ソフトボールワールドカップの決勝で、世界ランキング1位のアメリカがプエルトリコとの優勝対決を3-0で制した。
アメリカはこれで、WBSC U-15、U-18、シニアと、女子ソフトボールにおけるすべての世界タイトル保持を達成した。
勝利の鍵はマーシー・ブライアントのわずか1被安打・17奪三振の圧倒的な投球だ。一方、大会MVPに選ばれた1番・アスペン・ボールウェアは決勝では1安打、1得点で勝利に貢献し、今大会19打数8安打、打率.421、10得点、4本塁打、6RBIという素晴らしい成績を残した。
優勝前のスーパーラウンドで、アメリカは7勝するも開催国であり世界2位の日本に破れて黒星をつけられたが、世界5位のチャイニーズ・タイペイに勝利して決勝進出を決めた。世界3位のプエルトリコもオープニング・ラウンドで4勝、スーパー・ラウンドで3勝を挙げ、合わせて7勝を記録した。
アメリカとプエルトリコはオープニング・ラウンドでも対戦しており、そのときはアメリカが6-0で勝利した。
この日行われた3位決定戦では、日本はチャイニーズ・タイペイを下した。
8日目 結果
1位、2位決定戦 プエルトリコ v アメリカ 0-3
アメリカはマシー・ブライアントの見事なピッチングでプエルトリコを制し、見事WBSC U-15女子ソフトボール・ワールドカップで世界タイトルを獲得した。ブライアントは7イニングを投げ、1安打、17奪三振。
1回表、ブライアントは三者三振の完璧な投球、その裏では続く1番のアスペン・ボールウェアがヒットで出塁。
ブールウェアは二塁へ盗塁し、スティービー・サウスの犠牲バントと1塁への悪送球で、ブールウェアが生還しアメリカが先制。さらにサウスも、アナベラ・アブドゥラの犠牲バントと、またもや一塁への悪送球で得点し、アメリカが2-0とリードしてこの回を終えた。
5回までにブライアントはすでに12個の三振を奪い、プエルトリコを無安打に抑えていた。
6回表、プエルトリコのミヤ・デイビスがブライアントから初ヒットを奪う。しかし、ブライアントは空振り三振で3アウト目を奪った。
6回裏、アメリカが再び攻撃を仕掛ける。1アウト2塁、ライリー・スタッツが右中間を破るライナーを放ち、サマンサ・アレクマンが得点。アメリカは3-0とリードを広げた。
ブライアントが2つの三振とゴロアウトでプエルトリコ打線を封じ、アメリカの金メダル獲得が決まった。
U-15女子ソフトボール・ワールドカップ: レポート
8日目: 日本が東京で3位獲得
7日目: USA and Puerto Rico advance to gold medal game; Japan and Chinese Taipei to play for bronze
6日目: 日本がアメリカを下しスーパーラウンド首位
5日目: Japan and USA stay perfect; Puerto Rico clinch key win over Chinese Taipei
4日目: Japan and USA head to Super Round with undefeated records; Chinese Taipei, Puerto Rico, Mexico and Philippines also advance
3日目: Japan, USA keep perfect records; Mexico, Chinese Taipei, Puerto Rico pick up third victories
2日目: Japan, USA and Puerto Rico keep win records intact; Chinese Taipei, Czechia, Peru claim first wins; Mexico bounce back to beat Italy
1日目: Japan take victory on opening day of home World Cup; USA, Mexico, Italy, Philippines also post wins
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