先週末、日本では「ソフトボールの街」として知られる高崎で行われたUTUGI CUP U15世界女子ソフトボール大会で、世界ランキング1位のアメリカが延長戦で2位の日本を1対0で破り、優勝を果たした。投手のMacie Bryantは最終戦でアメリカに完全試合をもたらし、Madelyn Armendarizは6回にパスボールで勝ち越しの打点を記録した。
この大会は、10月21日から29日まで日本の東京で予定されている初のWBSC U-15女子ソフトボールワールドカップ への前哨戦となった。 このWBSC公認大会にはアメリカと日本に加え、世界ランキング世界ランキング6位メキシコ、8位イタリア、11位中国、タンザニアも参加した。
アメリカ、日本、メキシコ、イタリアはすでにワールドカップへの出場権を獲得している。一方、香港、中国、インド、日本、韓国、フィリピン、シンガポール、そして開催国のチャイニーズ・タイペイも、6月13日から17日まで台湾、南投市の郷、埔里の福興ソフトボール場で開催される アジアカップ でワールドカップへの出場権獲得を目指す。
UTUGI CUPは、ヘッドコーチとして日本を2つのオリンピックメダルに導き、現在はWBSC理事を務める日本のソフトボール界のレジェンド、宇津木妙子氏にちなんで名付けられた。
.”宇津木女史は「大会に出場した若い選手たちは皆、ソフトボールを愛し、試合を楽しんでおり、スポーツの本質を感じた大会でした。私達は競技力を高めると同時に、ソフトボールの魅力を世界に発信していかなければなりません」とコメントした。宇津木女史はまた、「ソフトボールの街、高崎で開催される宇津木杯が、世界のソフトボールの更なる普及のきっかけとなり、ソフトボールのオリンピック復帰に向けた機運が高まることを願っています」と語った。
VIDEO
3位決定戦も日曜の決勝戦も接戦でエキサイティングな試合が展開した。日本とアメリカは決勝で延長戦を繰り広げ、両軍は圧倒的な投手戦をみせた。Bryant は対峙した18打者を全て順番に倒し、そのうち12人を三振にねじ伏せた(大会は5イニング制)。日本は吉良優里選手と梶目莉空選手が5回まで無失点に抑えたが、長友有里選手が6回に同点の走者を許した。
3位決定戦ではメキシコが中国を2対1で破った。Liliana Acostaの好投とKarina Rodriguezのクラッチヒットが、ラテンアメリカ代表に明暗を分けさせることになった。
VIDEO
結果
ラウンドロビン
日本 2-0 メキシコ アメリカ 3-0 イタリア メキシコ 18 - 0 タンザニア 日本 22 - 0 タンザニア イタリア 0-5 中国 アメリカ 10-0 中国
プレーオフ
5位決定戦:タンザニア 0-21 イタリア 銅メダルゲーム:メキシコ 2-1 中国 決勝: 日本 0-1 アメリカ
最終順位
アメリカ 日本 メキシコ 中国 イタリア タンザニア