WBSCは野球ソフトボール  世界主要競技への発展を目指す
20/04/2020 1 記事を読む目安時間

WBSCは野球ソフトボール 世界主要競技への発展を目指す

新型コロナウィルスのパンデミックで世界中の競技活動のほとんどがストップしているが、WBSCは野球・ソフトボール競技の発展のため、組織が中心的に取り組む発展振興活動に目を向ける。

WBSCにとって世界中に野球ソフトボールの国際化を目指す上で、その発展振興活動はもっとも重要な戦略の一つだ。

WBSCのリッカルド・フラッカーリ会長は野球とソフトボールは世界140ヶ国以上およそ6500万人の選手人口があり、世界主要競技の一つとして成長した。フラッカーリ会長は10年間で野球・ソフトボール人口が60億人に増えれば、野球ソフトボールは世界トップの主要競技になり、オリンピック公式種目となれるだろうと見据えている。

これまで、2020年の始めにWBSC発展振興委員会は6つのプロジェクトを終了した。そのうちの一つはWBSCアジアソフトボール認定セミナーだが、このセミナーが始まる前に新型コロナウィルスの感染拡大で中止となった。2019年は野球・ソフトボールの国際活動が記録的な数行われ、WBSC世界ランキングには最多の加盟国がランキング入りを果たした。

各国連盟にとってももっとも多忙な時期を迎え、WBSC発展振興委員会には2018・2019年に90の企画の申し込みがあり、そのうち75の企画(83%)は助成金が下りた。却下されたのはわずか4つの企画(残りの11企画は2020の審査に先送りされた)たった。

新しい5人制のベースボール5も新たにWBSCの発展を大きく支える目玉競技として加わった。アフリカ・セネガルのダカールで行われる2022ユースオリンピックに追加されたことは大きな発展だ。

フラッカーリ会長はWBSCの現在の使命は現在2億人に上る野球・ソフトボールの選手とファンの数を世界中で発展させ10年で10億人まで成長させることだが、それにはアフリカでの発展抜きには不可能だろうと語っている。


関連記事

2019年発展振興 アフリカ発展振興プログラム&女子野球が大きく発展