世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は、大陸協会ガバナンスレビューの第3ラウンドの結果を発表した。この結果は、WBSCガバナンスレポート2023/24にまとめられている。
WBSC全体にわたってグッドガバナンスを確立することは、2022-2028年WBSC戦略計画の重要な要素であり、ガバナンスレビューの結果はWBSC基金の配分に影響を与える。
WBSCは、7つの大陸協会(WBSCアフリカ、WBSCアメリカ野球、WBSCアメリカソフトボール、アジア野球連盟、ソフトボールアジア、WBSCヨーロッパ、WBSCオセアニア)すべてを対象とし、5つの異なる分野、透明性、インテグリティー、民主性、発展振興、連帯、および管理メカニズムでの評価の結果を最終スコアとした。
この方法では、最終結果を A1 (100 ~ 80 点)、A2 (79 ~ 60 点)、B (59 ~ 40 点)、C (39 ~ 21 点)、および D (20 ~ 0 点) の 5 つのグループに分類した。 WBSC の目標は、すべての大陸協会が少なくとも 60 ポイントを獲得することだ。
WBSCアメリカ大陸ソフトボールとWBSCヨーロッパは、今回のレビューではBからA2にランクアップし、望ましい目標を達成した最初の大陸協会となった。
WBSC Africa and WBSC Americas Baseball moved up from C to B, Softball Asia and WBSC Oceania repeated their second-round ranking of B while the Baseball Federation of Asia fell from B to C.WBSCアフリカとWBSCアメリカ大陸野球はCからBに上昇し、ソフトボールアジアとWBSCオセアニアは第2ラウンドのランキングBをキープしたが、アジア野球連盟はBからCに下がった。
レビュー全体では第2ラウンドと同じく、透明性が最も高い評価を獲得し、次に民主性が続いたが、管理メカニズム の評価は全体的に最も低かった。
WBSC は WBSC 大陸協会独自のレビューでは夏季オリンピック国際連盟協会 (ASOIF) のIF ガバナンスのレビューと同じ手順と方法論をとっている。WBSCは各大陸協会のガバナンスレベルを測定することを目的としたテストラウンドを含む最初のレビューが2020/2021年に開始し、2022年11月に第2ラウンドを開始した。
WBSCは今年後半に大陸協会ガバナンスレビューの第4ラウンドを完了する予定だ。大陸協会が1年かけてがバンスレビューの評価をもう一度見直し、さらにもう1年で最新の傾向に調整できるよう最終評価は2年間保存されるため、各大陸連盟・協会はプレビューに関する負担を軽減しながらそれぞれのプロジェクトを実施するための十分な時間を確保できる。