世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は、本日、スイスのローザンヌで開催された夏季オリンピック国際連盟(ASOIF)第47回総会において、永久準会員として承認されたことを明らかにした。
ASOIFは、夏季オリンピックで実施される競技を統括する国際競技連盟(IF)の統括組織として機能する。
昨年の第46回総会、ASOIF規約の変更が承認され、1988年以降にオリンピック5大会以上でオリンピックプログラムに組み込まれているIFが準加盟を申請することが可能となり、今回のWBSCの加盟に至った。これまで野球は6回、ソフトボールは5回オリンピックで採用されており、直近では2020年の東京オリンピックで復帰した。
1983年に設立されたASOIFは昨日40周年を迎えた。この記念事業の一環として、ASOIFは「40 Years of ASOIF 1983-2023」と題した新しい出版物を発表し、その中で、1992年から2008年までと2017年から準会員であった野球とソフトボールが取り上げられている。
WBSCのリッカルド・フラッカーリ会長は、
「WBSCがASOIFの準会員として承認され大変光栄です。ASOIFと夏季オリンピック連盟の、野球とソフトボールのオリンピック復帰が大成功を収めた際のサポート、そして私たちの競技への継続的なサポートに感謝いたします」とコメントした。
「WBSCは、IOCおよびASOIFとの協力関係を強化し、オリンピック・ムーブメントにとって信頼できるパートナーとなるべく、たゆまぬ努力を続けてきました。今日の決定は、野球とソフトボールのコミュニティがオリンピックプログラムの恒常的な参加という目標をさらに後押しするものだと確信を持って言えます」と結んだ。