WBSC 競技操作防止規則の変更と改訂
世界野球ソフトボール連盟（WBSC）は、オリンピックアジェンダ2020+5とより緊密に連携するために、競技操作防止（PMC）規則を改訂・変更した。
2023 年 5 月 24 日に承認された WBSC PMC 規程の最新版には、オリンピック憲章の一部である PMC コードの IOC による最新のレビューが反映されてい る。
WBSC PMC ルールは 2021年に初めて承認され、2022 年に WBSC スポーツ賭博規約に置き換えられた。これは、2017年に PMC の一側面をカバーする最初の文書となった。
最新版では、用語と定義をより明確にすることが主な目的の 1 つとして、ルールにいくつかの明確化と変更が加えられている。
これには、これまでは参加する大会と競技の両方の活動における賭け事等の行為の禁止が含まれていたため、解釈に混乱を引き起こしていたが、今後は参加する競技を言及することになる 。
「匿名の報告」が引き起こす可能性のあるさまざまな課題を考慮し、規範の更新版では代わりに「安全な報告」を奨励している。
また、PMC 規則違反のケースをより適切に定義し、法執行機関と並行操作を調整することも可能である。
最後の変更箇所は、各国連盟（NF）が下した決定と制裁の承認とグローバル化など、違反の疑いがある場合の懲戒手続きを明確化すること。新しい PMC 規則では、調査プロセスのフローチャートが付属しており、各国の連盟にとって透明性が高く、理解しやすくなっている。
スポーツの高潔さのための PMC ルールの重要性を考慮し、WBSC は各国連盟に対し、規程または倫理規程で WBSC PMC 規程か国内競技連盟のモデルルールを採用することにより、各国内でここ（参照）にあるオリンピック運動規範 PMC に準拠した PMC ルールを導入することを強く奨励している 。
