アメリカ人選手ピート・クロウ＝アームストロングは、2019年に韓国機張郡で行われたWBSC U-18野球ワールドカップで、中堅手として驚異の身体能力を見せ、スカウトとファンの度肝を抜いた。今度は、ニューヨーク・メッツから、2021年春季キャンプへの招待状が届いた。
「ここに来られるとは、思ってもみなかった。チャンスをくれたメッツに感謝している。」と19歳はMLB.comへの取材に答えた。「毎日、いろんなことを吸収している。こんなご時世に絶好の機会をもらえた。」
左利き外野手は3月2日に初出場し、ヒューストン・アストロズ戦に勝利した。これまで10試合に出場済み。
「こんなに早く試合に出られるとは。」とクロウ＝アームストロングは言う。「最初の方の試合は現実離れしていた。初めてメジャーリーグのユニフォームを着て、初めてそのグランドに立っているわけだから。ダグアウトのベンチに座ってメジャーリーガーを見ていると、信じられない気持ちになる。この機会を生かしたいと思っている――先輩選手の立ち振る舞いを観ながら、できるだけ多くの質問をしたい。この雰囲気、この対話が大好きだ。素晴らしい。」
俳優マシュー・ジョン・アームストロングとアシュリー・クロウの息子であるクロウ＝アームストロングは、U-12とU-15の米代表になった経験があり、韓国・機張での銀メダルにも貢献し、結果的にWBSC U-18全世界チームのメンバーに選出されている。
ドラフトでメッツは、ハーバード・ウエストレーク高校の生徒であったクロウ＝アームストロングを1巡目で指名した。2020年のMLBドラフト全体では、19番目の指名だった。
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メッツとは2020年6月25日に335万9千ドル（3億6949万円）で契約したが、昨季のマイナーリーグ（MiLB）はコロナウイルスの流行により中止になり、プロとしての初出場はできなかった。
ニューク・メッツ球団が出す若手選手期待度では、クロウ＝アームストロングは現在、 第5位にランクされている。
