ローマで開催されたイタリアオープン(インテルナツィオナーリ・ディ・イタリア)のサイドイベント「ATP1000トーナメント」で行われたイタリアオリンピック委員会(CONI)とイタリアテニス・パデル連盟(FITP)の記者会見の席で、イタリア野球ソフトボール連盟(FIBS)がWBSC女子ソフトボールワールドカップ トロフィーを公開した。
イタリアのフリウリ・ベネチア・ジュリア州にあるカスティオン・ディ・ストラーダで、 7月15日から20日までWBSC女子ソフトボールワールドカップファイナルが開催され、オーストラリア、カナダ、中国、イタリア、日本、オランダ、プエルトリコ、アメリカが、昨年のグループステージ大会に続いて世界一の座をかけて競い合う。
「私は、FIBS 会長になるずっと前から、女子ソフトボール ワールド カップをフリウリ ベネチア ジュリア州で開催するという夢をずっと追い続けてきました」とアンドレア マルコン氏はコメントした。「私は、マッシミリアーノ フェドリガ知事の支援を受けており、カスティオン ディ ストラーダが最高のソフトボール 球場に世界を迎え入れると確信しています」
マルコン会長は「前売り券の売れ行きは好調で、私が最も感動したのは、チケットの73%が海外で売れたことです。この大会には世界的な魅力がある事を示しています」と付け加えた。
一方、スーパーラウンドとメダルゲームは7月18日と19日にそれぞれ11:00、14:00、17:30、20:30に開催され、3位決定戦と決勝は7月20日の17:00と20:00に開催されることも発表された。
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![WBSC Women's Softball World Cup Finals](https://static.wbsc.org/assets/cms/shares/WSWC_Schedule_Finals_20240521.jpg)
イタリアの金細工師 のフラテッリ・パッツァリア社が大会のロゴからヒントを得たグラフィック デザインより女子ソフトボール ワールド カップ トロフィーの製造を開始した。トロフィーは、磨き上げられた 24k 金メッキの真鍮で作られており、エナメル加工と着色の特別な詳細が施されている。台座の直径は 20cm (7.87 インチ) で、トロフィーの高さは 45cm (17.76 インチ)、重さは 5.5kg (12.13 ポンド) ある。
世界ランキング6位のイタリア代表チームのキャプテン、ジュリア・ロンギ選手とフェデリコ・ピッツォリーニヘッドコーチがトロフィーの除幕式に立ち会った。
「イタリアは1試合ずつ丁寧に戦わなければなりません。イタリアで初めて開催される女子ソフトボールワールドカップを栄誉あるものにしたいからです」とロンギ選手は語った。「私は選手たちに、対戦相手ではなく自分たちのパフォーマンスに集中しなければならないと伝えました。女子選手たちが代表チームのために全力を尽くしてくれると確信しています」
マルコン会長は、トロフィーが5月19日(日)のセリエAサッカーのウディネーゼ対エンポリ戦、5月24日(金)の自転車競技のイタリア一周(ジロ・ディタリア)第19ステージのスタートライン、5月29日(水)の2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック財団本部、そして6月6日から9日までのトリノでのFIBSユース地域大会(トルネオ・デッレ・レジョニ)で展示され、その後フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州に戻る予定であることを明らかにした。
FITP会長アンジェロ・ビナーギ氏とCONI会長ジョバンニ・マラゴ氏は、FIBSのイタリアで初めての女子ソフトボールワールドカップ開催を祝福した。
「野球/ソフトボールは私たちにとってとても大切な競技です。ロサンゼルスでこのスポーツがオリンピック競技に復帰し、ベースボール5が2026年ユースオリンピックの競技に採用されることを大変嬉しく思っています」とマラゴ氏はコメントした
カバー写真提供 Supertennis/FITP