WBSCのメディアプラットフォーム「GameTime」が間も無くシーズン開幕のパナマ国内野球リーグの試合を独占生配信
08/10/2020 1 記事を読む目安時間

WBSCのメディアプラットフォーム「GameTime」が間も無くシーズン開幕のパナマ国内野球リーグの試合を独占生配信

シーズンは10月9日から開幕する。7名の元MLB選手も出場8チームのロースターの名を連ねる。

世界野球ソフトボール連盟は今日、これから開幕するパナマ国内野球リーグ/パナマ選手権大会の試合をWBSC「GameTime.Sport」チャンネル(https://youtube.com/gametimesport)の世界独占配信権の獲得に合意したことを発表した。この合意で、パナマリーグは国内の野球コンテンツのテコ入れを図る一方で、史上初めて海外視聴者を惹き込む狙いだ。

パナマの国内野球リーグ (Campeonato Nacional de Béisbol Mayor Copa Banco Nacional)はパナマ野球連盟 (FEDEBEIS, Federación Panameña de Béisbol) が運営するもので、12の県大会から勝ち抜いた8チームが出場する。

出場するのは、グループAはコクレ県、コロン県、パナマ県、エレーラ県、グループBはボカス・デル・トーロ県、チリキ県、ロス・サントス県、西パナマ県。

各グループの上位2チームが準決勝に進み、勝利チームが決勝シリーズで戦う。

2020年版は第77回パナか国内野球選手権大会となる。開幕びは元々は3月中旬を予定していたがCOVID-19の感染拡大で10月に延期された。

出場する8チームのロースターには7名の元メジャーリーグベースボール(MLB)選手が名を連ねている。

  • Enrique Burgos(コクレ県)は時速160キロを出すリリーフ投手。MLBでは2015年から2018年(アリゾナ・ダイアモンドバックス、アトランタ・ブレーブス、デトロイト・タイガース)でプレーし、その後メキシコ野球リーグに移籍した。
  • Manuel Corpas (エレーラ県)は24歳内野手で、2017年にサンディエゴ・パドレスでプレーした。
  • Allen Cordoba (ボカス・デル・トーロ)は現在39歳、2019年はサンフランシスコ・ジャイアンツで10試合に内野手として出場した。
  • Luis Durango (エレーラ) は2009年から2012年までサンディエゴ・パドレスでプレーした外野手。
  • Severino Gonzalez (コクレ県) は右投げ投手。2015年から2016年までフィラデルフィア・フィリーズで先発登板した。
  • Davis Romero (コクレ県)は左投げ投手。2006年トロント・ブルージェイズで7試合に出場した。

10月9日(金)に行われる開幕戦は、コクレ県アグアドゥルセにあるEstadio José Antonio Remón Canteraにて2試合(現地時間午後2時よりコロン県対パナマ県、エレーラ県対コクレ県)、ロス・サントス県ラス・タブラスのEstadio Flaco Bala Hernandezで2試合(現地時間午後2時と午後7時より西パナマ県対チリキ県、ボカス・デル・トーロ県対ロス・サントス県)が予定されている。

1950年代に建設されたCantera球場は最近修復された。2018年に改修工事が行われ、新スタジアムは2020年7月22日に落成した。

Hernandezスタジアムも現代的な野球スタジアムで、2019年6月21日にオープンし、2020年1月3日に初めて試合が行われた。