03/03/2023 1 記事を読む目安時間

ワールドベースボールクラシック バルセロナオリンピック選手でロサンゼルス・エンゼルスのフィル・ネビン監督「 代表チームのユニフォームを着ることは本当に特別なこと」

スーパースターの大谷翔平やマイク・トラウトなどエンゼルスのロースター10人が、自国を代表してWBCに出場する。1992年オリンピックに出場したネビン監督はインタビューで「みんなが出場することになって私も興奮しています。アラームをセットして観戦します。大谷には 楽しんでこいと伝えました 」と語った。

元アメリカ代表選手で現ロサンゼルス・エンゼルス監督のフィル・ネビンは火曜日から始まるワールドベースボールクラシックに参加する選手たちのために興奮していると、地元紙のオレンジ・カウンティ・レジスターが伝えている。

エンゼルスからは大谷翔平(日本)、マイク・トラウト(アメリカ)、デビッド・フレッチャー(イタリア)、パトリック・サンドバル(メキシコ)、ルイス・レンギフォとホセ・キハダ(ベネズエラ)、ジオ・ウルシュエラ(コロンビア)、ハイメ・バリア(パナマ)、カルロス・エステベス(ドミニカ共和国)、ザック・ワイス(イスラエル)がそれぞれの国を代表して出場する。

「最初から言っていましたが、彼らが代表として出場することになって自分のことのように興奮しています。当落戦上にいて出場するか迷っていた選手たちに私は、国を代表する選手にぜひなれと勧めました」

大谷選手は、2015年の第1回WBSCプレミア12以来、日本代表としてプレーしていない。

「大谷を見るのが楽しみです」とネビン監督は付け加えた。「こういう試合で彼の投球を見るのが楽しみです。彼には楽しんでこいよと伝えました。もし彼がホームランを打ったら、彼にはみんながよく送ってくれるような小さい動画とか変な絵文字とか送ってやろうと思っています」と笑った。

ネビンは1990年と1991年にアメリカ野球代表チームに挑戦し、1992年のバルセロナオリンピックに出場した。アメリカは4位に終わったが、監督のロン・フレイザーはネビンを「優れた選手であり、試合をよく研究している」と語っていた。

「国を代表してユニフォームを着ることはとにかく特別なこと」とネビンは語った。

今日52歳の誕生日を迎えるネビンは、カルフォルニア州立大学フラトン校で野球とフットボールをプレーしていた。1992年カレッジワールドシリーズで最優秀選手に選ばれ、ゴールデンスパイク賞を受賞し、一躍野球界のスターとなった。

ヒューストン・アストロズからドラフト1位で指名され、1995年にMLBデビューを果たす。18試合後にデトロイト・タイガースへトレード移籍。その後、アナハイム・エンゼルス、サンディエゴ・パドレス、テキサス・レンジャーズ、シカゴ・カブス、ミネソタ・ツインズでプレーした。2006年シーズン終了後に引退し、1,217試合に出場し、三塁手としては最多(483試合)を記録した。また、一塁手、捕手、外野の3ポジションすべてでプレーし、指名打者も118回務めた。キャリア通算208本塁打、キャリア通算打率.270を記録した。

コーチとしてのキャリアは、2008年に独立リーグのゴールデン・ベースボール・リーグから始まった。2010年から2013年までデトロイト・タイガースのファームシステムで働き、その後、2016年シーズンまでアリゾナ・ダイヤモンドバックスのトリプルAレベルで監督を務めた。2017年にサンフランシスコ・ジャイアンツから三塁手コーチに指名され、その後ニューヨーク・ヤンキースとロサンゼルス・エンゼルスで同職を務めた。2022年7月にエンゼルスの暫定監督に就任し、2023年シーズンから就任が決定した。