木曜日の横浜スタジアムのナイター試合では、アメリカが北京オリンピック金メダルの韓国を7対2で破り東京2020オリンピック金メダル決定戦への進出を決めた。アメリカはあ8月7日宿敵日本と激突。韓国は銅メダル決定戦をドミニカ共和国と行う。
試合レポート詳細 スコア
アメリカは6回裏に打線を爆発させ5得点。韓国は3アウトに5投手をマウンドに送り込んだ。
「あの時点まではよかったのですが、6回裏で点差をつけられました」とキム・ギョンムン監督は振り返った。
韓国メディアはもっとリリーフ選手を用意しておかなかったことに後悔はあるかとたずねると、
「今日の試合に勝てず、日本ともう一度対決するチャンスが絶たれ大変残念です。リリーフの起用は、先発の粘り次第で変わってきます。リリーフ選手たちも毎日投げていましたが、中には十分に準備する時間もなくマウンドに上がってしまう選手もいました。もちろん彼らのコンディションや能力はよくわかって起用していますが」と返答した。
7回表、韓国はアメリカのリリーフ、スコット・マクガフから一点を返すが、その後ライダー・ライアンが二塁手エディ・アルバレスの援護を受けて4-6-3ダブルプレーで追加点を阻止した。
「私たちの強みはブルペンでしょう。だから土曜日に金メダル決定戦まで上り詰めて日本と対決することができるのです」とマイク・ソーシア監督はコメントした。
「オリンピックは本当にすごいところです。ペナントレースのようだし、今まで経験したことないほど張り詰めた雰囲気です。ユニフォームの胸のUSAの文字が私たちが国を代表していることを語っています。アメリカ代表選手たちが土曜日に金メダルをかけて戦う、これほど嬉しいことはありません」とソーシア監督は加えた。
先発投手のジョー・ライアンは4.1イニング投球、1失点。
「これまでで投げた中で一番タフな試合でした。しかしイスラエルとの対戦の時は精神的にもっとキツかったです」とラインは語った。「今夜は、もう少し余裕が持てましたし、最初にはあまり使わない球種を繰り出すこともできました。スコット・カズミアーがこの試合の前に選手村でチェンジアップがうまく投げられるよう手伝ってくれて感謝しています」
ジェーミー・ウェストブルックは今大会15打数2安打、今日は本塁打を放った。
「打った時は頭が真っ白でしたが、とてもいい気分でした」と振り返った。
ウェストブルックはまた「オリンピックに出場できて心から光栄です。去年の夏、自由契約になって野球チームではプレーしないだろうと思っていました。でも今、オリンピックで金メダルのために戦っています。本当に信じられません。今夜もプレーを楽しみました。明日も練習して次の試合に備えます。また日本と戦えると思うと、今から楽しみです。日本はすごいチームですが、自分たちのプレーをするまでです」と意気込んだ。
捕手トム・コロズバリも金メダル決定戦について語った。
「夢が叶うなんてまだ信じられません」
ソーシア監督は日本チームに対して敬意も表すとともに、こう続けた「日本チームは本当に素晴らしい。これまでも本当にタフなチームと毎日戦ってきましたが、われわれもいいチームだと思います。金メダル決定戦では試合をコントロールできるよう力を尽くします」と意気込んだ。
韓国は銅メダル決定戦でドミニカ共和国と顔を合わせる。
「私たちは続けて2敗してしまいましたが、国では多くのファンの人たちが応援していてくれますのでベストを尽くして頑張ります」とキム監督は意気込みを語った。「前大会の金メダル獲得したという事実は忘れ、とにかくよく休み、土曜日にいい試合ができるように整えたいです」
そしてキム監督は「2008年北京では、とにかく試合を楽しんでいるうちに次々と勝利して金メダルを獲得しました。ここにも金メダルだけを目的にきたわけではありません。とにかくチームでいい試合をしたかった。金メダルを取れなくても、よい思い出、良い経験になることには変わりありません。若い選手たちは多くのことを学びましたし、自分たちに足りないものも理解できたと思います」と結んだ。