キューバ・ナショナル野球リーグ 3月28日優勝決定戦シリーズ開始 WBSCのゲームタイムで独占生配信も
25/03/2021 1 記事を読む目安時間

キューバ・ナショナル野球リーグ 3月28日優勝決定戦シリーズ開始 WBSCのゲームタイムで独占生配信も

連覇を目指す王者ココドゥリロス・デ・マタンサスは、アラサネス・デ・グランマの挑戦を受けて立つ。試合会場は、サンクティ・スピリトゥスのホセ・アントニオ・ウエルガ球場。

ゲームタイムスポーツは世界野球ソフトボール連盟が運営する動画配信プラットホーム。長い歴史と高い人気を誇るキューバ・ナショナル野球リーグ(セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル)の優勝決定戦の独占世界配信権を手にする。ゲームタイムスポーツは、メディアプロプロダクションズの技術協力を得て、7番勝負で競う最終決勝シリーズの全試合をネット配信でファンに届ける。

60回目となるセリエ・ナシオナル・シリーズは、3月28日開幕し、昨季の覇者ココドゥリロス・デ・マタンサスがアラサネス・デ・グランマと頂点を争う。決戦会場はサンクティ・スピリトゥスのホセ・アントニオ・ウエルガ球場。グランマがホームアドバンテージを取った。

準決勝シリーズの6試合では、52点をあげたグランマが、28点のピナール・デル・リオを下した。2月27日の13対3の勝利でグランマは決勝進出を決めた。

2017年と2018にグランマを2季連続制覇に導いたのは監督カルロス・マルティ。ベテラン捕手で、五輪金メダルと野球ワールドカップ優勝を経験しているアリエル・ペスタノに信頼を置く。

今シーズン中の打撃陣2トップは、内野手ギジェルモ・アビレス(13本塁打、打率.371)とラザロ・セデニョ(11本塁打、打率.331)。

投手ローテーションの主軸は、今季9勝のジョエル・モヘンと7勝のセザール・ガルシアになると見られる。

マタンサスは、準決勝シリーズ序盤でラス・トゥーナスに2敗を喫していたが、6試合目で逆転勝利した。2020年のマタンサス初栄冠をもたらしたアルマンド・フェレール監督は、3月14日を6対3で勝ち、決勝にコマを進めた。ベテラン遊撃エリスベル・アルエバレナの一発が均衡を破った。

アルエバレナ=冒頭写真=は、数々の国際的な場面でキューバ野球の顔となっている。2011年に野球の檜舞台であるワールドカップに初出場し、2019年のWBSCプレミア12のキューバ代表選手名簿にその名を連ねた。

ココドゥリロスのベンチ入りメンバーで他に注目に値する選手には、今季12ホーマーの外野ウィリアン・ルイス、打率.354のジェファーソン・デルガド、8本塁打、打率.358のヤリエル・デュケがいる。

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24歳右腕のレイニエ・リベロは、分水嶺となった第3試合を1-0で完封した。今季は10勝している。ヨアンニ・イェラは、第5試合の6イニングでマウンドに立ち、花形カルロス・ファン・ビエラに投げ勝ち、勝利投手となっている。

キューバのセリエ・ナシオナル・リーグは1961年創立。1993年からは全16州をそれぞれ代表する16チームと首都ハバナのチーム(インダストリアレス)で構成されている。インダストリアレスの優勝12回はリーグ最多。元超大物中堅ビクトル・メサは、同チームが直近でペナントを奪取した2010年の主将を務めた。

キューバは現在、WBSC世界野球ランキング7位である。


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