世界野球ソフトボール(WBSC)は元国際ソフトボール連盟(ISF)で会長を勤めていたデール・マックマン氏にWBSCソフトボール殿堂委員会の委員長に任命した。WBSCソフトボール殿堂はメンバー、アスリート、コーチ、審判、アドミニストレーターなど野球ソフトボールの世界発展に貢献した人にその功績を讃えるものだ。
これは2年ごとに行われるWBSC総会で決議された。WBSCソフトボール殿堂には現在38の国と地域から249名が選ばれている。
マックマン氏のスポーツとの関わりは大変密だ。ソフトボールブリティッシュコロンビアで1986年から1990年まで、ソフトボールカナダでも1990年から2001年まで会長を務めた。国際ソフトボール連盟(ISF)には1993年に入り、同連盟の北アメリカ副会長を務め、2009年に第一副会長に就任した。マックマン氏はISF会長に2013年に就任。2013年から2017年まで任期をつとめ国際野球・ソフトボール連盟の統合に尽力した。彼はWBSC公式使節団の一人として東京2020オリンピック組織委員会で野球とソフトボール競技のプレゼンを行った。
マックマン氏自身は2005年にWBSCソフトボール殿堂入りを果たしている。
2019年WBSC総会では彼はWBSCゴールデンダイヤモンド勲章を受賞した。これはわれわれの今日びの視野を広げたり新たな試みや研究を続けるなど、WBSC世界野球ソフトボール連盟の発展に貢献した人々に対し、その功績に感謝し表彰されるもので、マックマン氏はその一人目の受賞者に選ばれた。