阪神タイガースは、王者オリックス・バファローズとの7戦目を制し、38年ぶりの日本一に輝いた。日本野球機構(NPB)の榊原定征コミッショナーは、両チームの激闘を称えた。
阪神タイガースは、王者オリックス・バファローズとの7戦目を制し、38年ぶりの日本一に輝いた。日本野球機構(NPB)の榊原定征コミッショナーは、両チームの激闘を称えた。
監督1年目の岡田彰布監督は、1985年の日本シリーズでは当時タイガースの先発二塁手だった。タイガースとして2度の日本シリーズ制覇を経験した唯一の人物となった。
「前回日本一になったとき、僕はまだ27歳でした」と岡田監督は振り返った。
岡田監督は阪神タイガースの監督として日本シリーズに進むのは2度目だ。2004年に阪神を日本シリーズまで導いたが千葉ロッテマリーンズに敗れた。岡田監督は2008年のシーズン後にタイガースを去った。2014年にもタイガースは日本シリーズに進んだが、その時は福岡ソフトバンクホークスに敗れた。
日本シリーズ結果
試合 | 日付 | 結果 | 開催地 |
1 | 10月28日 | 阪神タイガース-オリックスバファローズ 8-0 | 京セラドーム(大阪) |
2 | 10月29日 | オリックスバファローズ阪神タイガース 8-0 | 京セラドーム(大阪) |
3 | 10月31日 | オリックスバファローズ-阪神タイガース 5-4 | 甲子園(西宮) |
4 | 11月1 日 | 阪神タイガース-オリックスバファローズ 4-3 | 甲子園(西宮) |
5 | 11月2 日 | 阪神タイガース-オリックスバファローズ 6-2 | 甲子園(西宮) |
6 | 11月4 日 | オリックスバファローズ-阪神タイガース 5-1 | 京セラドーム(大阪) |
7 | 11月5 日 | 阪神タイガース-オリックスバファローズ 7-1 | 京セラドーム(大阪) |
第7戦はバファローズの本拠地、大阪の京セラドームで行われた。元メジャーリーグ(MLB)のシェルドン・ノイジー(内野手)が4回均衡を破り、左腕の宮城大弥からシリーズ2本目の本塁打となる3ランホームランを放った。
「得点圏にランナーがいる場面での2ストライクだったので、とにかくヒットを打とうと思いました」と試合後のノイジーはコメントした。
タイガースは、東京2020金メダリストの青柳晃洋が4.2回を無失点に抑え、伊藤将司が3回無失点で続いた。バファローズは頓宮裕真がタイガースのクローザー岩崎優からシリーズ3本目のホームランを放ち、唯一の得点をもたらした。
第7戦ハイライト
タイガースの1番打者・近本光司(中堅)は今シリーズ14安打を放ち、MVPに輝いた。
近本は共同通信社の取材に対し「毎試合毎試合、一生懸命プレーし、その結果、いい試合ができた」と語った。
日本シリーズは7試合あわせて257,398人、1試合平均36,771人の観客を動員した。
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