両監督が「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表」に先駆けて2月14日に発表された、世界ランキング1位の日本代表とヨーロッパ代表のロースターについて語った。
日本代表の井端弘和監督は、侍ジャパンのベテラン選手と若手を含む28人のロースターを選出した。
元NPBのスター選手で、2022-2023年U-12日本代表監督を務める井端は記者会見で、「代表経験のある選手と初選出の若い選手をバランスよく選んだと思う」と語った。
ロースターには、2023年12月に大学日本代表の臨時コーチを務めた際に井端が目にした4人の大学生選手も含まれている。
「4人の大学選手を加えたのはWBCやオリンピックに向けても一度トップチームのユニホームを着ておくこともプラスだと思ったからです」と言う。
最後に、井端はこのシリーズへの期待を語った。
「前回(2015年3月)の対戦では1勝1敗だったので、欧州勢が力をつけてきている中ではありますが、今回は必ず連勝したいです」と意気込んだ。
マルコ・マッツィエリはWBSCコーチ委員会の委員長だ。彼はヨーロッパ選手権2度(2010年、2012年)、インターコンチネンタルカップ3位(2010年)、ワールドベースボールクラシックを3度(2009年、2013年、2017年)でイタリアを指揮した。
「私たちはヨーロッパの5カ国から選手を選びました。ヨーロッパ全土に良い選手がいるのでスペイン、オランダ、イタリア、チェコ、ドイツ以外でも探したかったのですが、残念ながらこれらの選手を実際に見る機会なく、レポートだけで選手を選ぶ気にはなれませんでした」
「カバーすべきすべてのポジションについて、コーチングスタッフと徹底的に話しありました。可能な限り最高の選手だけを探したわけではなく、チームの化学反応に貢献してくれるような選手を選びました」
欧州のシーズンはまだ始まっていない。
「冬のシーズンに活躍した選手を探しました。また、この冬に出場しなかった選手もいたので、彼らには十分な準備期間を与えました。日本でプレーすることは、常に注目される良いチャンスであり、キャリアのチャンスを広げる可能性もあります」
マッツィエリはロースターに手応えを感じている。
「選出したメンバーに満足しています。厳しい選択を迫られ、何人かの優秀な選手を残していかなければならなかったので、申し訳なく思っています」
侍ジャパンシリーズの2試合は3月6日(水)と7日(木)に大阪で開催。「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表」への取材を希望する海外メディアは、media@wbsc.orgまで。