先月行われた第62回キューバ国内リーグ(WBSC OTT のGameTimeで生配信)で、ミロスロワ・クンバは同リーグ初の女性審判団の一人として重要な役割を果たした。クルーチーフのジャレット・モレノ、ヤリリ・アコスタ、ミラグロス・キノネスとともにクンバはホームプレートの後ろに立ち、歴史に残るストライクをコールした。
レポーターのDuanys Hernández Torresとのインタビューで、クンバは野球の審判員としての道を歩んできたことこれまでについて語った。
「8年前、私の住んでいる県で11~12歳の子供たちが参加する自治体の大会から始めました。4年前にナショナルシリーズのリザーブとして呼ばれるまですべてのカテゴリーを担当しました」とクンバは説明する。
クンバは少年野球の審判を8年間務め審判員として十分な知識と経験を積んだ。初の女性4人組の審判団の一員となったその意義ついて尋ねると、クンバは「初めてのことだったので、感慨深いものがありました。女子野球では下位のレベルで2、3人の女性が活躍しているのを見たことがありますが、今回私たちはその上のレベルに到達したのです」と語った。
クンバは、マルガリータ・マイエタ国内コミッショナーのおかげで審判としてのスキルを磨けたという。「マルガリータ・マイエタ国内委員が私をさまざまな大会に任命してくれました。昨年はドミニカ共和国で開催されたカリビアンカップを担当する機会に恵まれました」と語った。
また、元国際審判員のセザール・バルデスも才能ある女性審判員に機会を提供し、障壁を取り除くために重要な役割を果たした人の一人だ。「彼はいつも女性審判員をサポートしてくれました。そして、彼のおかげでナショナルリーグに進出することができました」
「審判員として、これからも前をみて進み続けていくつもりです」と意気込みを語った。
キューバのナショナルリーグで先駆的な審判を務めたクンバの旅は、これから審判を目指す女性たちにインスピレーションを与え、野球の審判における男女平等の推進を証明するものだ。彼女の揺るぎない献身はスポーツ界で活躍する女性の模範となるだろう。