ソフトボール界のスター・後藤希友がJD.LEAGUEで表彰
12/12/2023 1 記事を読む目安時間

ソフトボール界のスター・後藤希友がJD.LEAGUEで表彰

トヨタレッドテリアーズをJD.LEAGUE初優勝に導いた後藤(写真左)は、最優秀防御率と最優秀勝利投手賞とともに西地区の最高殊勲選手賞を獲得。東地区では工藤環奈(写真右)が最高殊勲選手賞と最優秀打者に輝いた。

愛知県刈谷市で開催されたJD.LEAGUE2023の表彰式では、日本ソフトボール界スター、後藤希友が主役だった。後藤(22歳・左腕)は、レギュラーシーズンの最優秀防御率(0.83)と最優秀勝利投手賞(14勝1敗)とともに、西地区の最高殊勲選手賞を受賞した。また後藤は西地区ベストナインにも選出された。

後藤はJD.LEAGUE2023シーズンを席巻し、所属するトヨタレッドテリアーズをJD.LEAGUE初優勝、そして5年ぶりの日本リーグ制覇に導いた。テリアーズは、ダイヤモンドシリーズ決勝で宿敵ビックカメラ高崎を2-0で破った。

2020年東京オリンピックでは金メダル、2022年ワールドゲームズでは銀メダル獲得に貢献した日本のエースの後藤は、来年イタリアで開催されるWBSC女子ソフトボールワールドカップファイナルステージ、2026年名古屋で開催されるアジア競技大会、そしてLA28オリンピックを主な目標として、今後数年間、日本代表チームを率いることが期待されている。

今シーズンの数字と今後の課題について尋ねられた後藤は、 「もっともっと上を目指していきたい」と表彰式で答えた。

東地区では工藤環奈が最高殊勲選手に輝き、打率.409で今季の最優秀打者にも選ばれた。彼女は同部門のベストナインのショートに選ばれた。

国際色豊かな選手たちもシーズンに足跡を残した。アメリカ代表として2022年のワールドゲームズで金メダルを獲得したジェイリン・フォードは、ホンダでプレーし、東地区で最高の防御率(1.34)と最多勝利投手賞(11勝2敗)を残した。一方、イタリアのオリンピック選手、エリカ・ピアンカステッリ(SGホールディングス)は9本塁打で今季の最多本塁打に並んだ。

セレモニーでは、日本代表チームアジア競技大会6大会連続の金メダルが表彰された。