スロベニア、リュブリャナで開催のWBSCヨーロッパ総会前夜の2月12日（土）、WBSCトップマネージメントがWBSCヨーロッパ連盟の加盟者に向け、発展振興のためのイニシアチブやベースボール５ツールキットを紹介するワークショップを行った。今回のWBSCヨーロッパ連盟総会では初の選挙戦も行われる。
WBSCチーフオペレーティングオフィサーのマルコ・イエンナ氏は各国連盟を対象に2022〜24年発展プランを中心にWBSC加盟会員が活用できるイニシチブなどについての概要を説明した。この発展プランでは、WBSCはアスリート育成やコーチやスポーツアドミニストレーター教育のほか、競技の振興発展も重要な柱に据えている。
「オリンピックコミュニティの中で、WBSCは強力で信頼厚いメンバーとして野球ソフトボール成長のため日々勤めています。各国の国内連盟はそれぞれの国内オリンピック委員会を通してIOCオリンピック・ソリダリティプログラムより助成金を申し込めます」とWBSCのリッカルド・フラッカーリ会長はコメントした。
また、昨年のヨーロッパ連盟総会ではベースボール５の最新活動や発展について紹介されたが、今回WBSCベースボール５部門のバレリオ・チアンフォーニ部長は加盟連盟にベースボール５ツールキットを紹介した。
このツールキットは教師が競技に必要なスキル強化のために役立つエクササイズカードなどがあり、貧困地区や学校などの若者をターゲットに作られている。
これは精神運動技能、社会的、感情的スキルの獲得をサポートするために作られたもので、UNESCO クオリティ・フィジカル・エデュケーション（QPE)にも準じている。今年行われるWBSC総会でも全てのWBSC加盟会員にも紹介される予定だ。
