アイルランドのバルブリガンで開催中のWBSC女子ソフトボール・ワールドカップ・グループAの3日目、この日も前大会優勝のアメリカがオーストラリアを1-0の延長戦の末に下すなど、素晴らしい試合が続いた。
試合3日目 結果
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プール戦1日を残して、アメリカとイギリスが3戦3勝で首位に立っている。
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アイルランド対イギリス
アイルランド(1勝2敗)イギリス(2戦2勝)に挑む。地元ファン待望の一戦だ。
最初の2イニングは、両チームとも落ち着いた試合運びを見せたが、3回裏、シドニー・ブラウンはケンディル・スコットの左中間へのヒットで三塁からホームに突入したが、ナイアム・ドハティの見事な送球でアウトとなった。このアウトが本塁アウトの判定がイギリス打線に火をつけた。
この後、イギリスは打線が爆発し、ティア・ウォソップ、スコット、ジョージナ・コリック、モーガン・サーモン、ケイティ・バージが得点し、バージの左中間三塁打でアラナ・スノーとジェシカ・チャンがホームに生還。イギリスは3回裏に7-0とリードし、5回までこのまま逃げ切り、コールドで勝利した。
オーストラリア対アメリカ
この日最初のビッグゲームはオーストラリア(世界9位)と前大会優勝のアメリカ(1位)との戦い。オーストラリアはこの日の第1試合でボツワナを下し、今大会3試合中2勝目を挙げた。アメリカはここまでの2試合でチャイニーズ・タイペイとボツワナを下している。
両者とも素晴らしい守備で試合を運んだ。
7回両チームとも無得点のまま終了し、試合は今大会最初のタイブレークに突入した。
そして今試合の主役はハンナ・フリッペンだ。
オーストラリアがランナーの二塁のチャンスを生かせなかった後、アメリカがその裏、ニコール・ベイツが送りバントを決め、マヤ・アン・ティモンズを三塁に進めると、フリッぺンがレフトを破るさよならヒットを決めた。
ボツワナ対チャイニーズタイペイ
ボツワナはこの日ダブルヘッダーで、2試合目にチャイニーズ・タイペイ(世界3位)と戦った。
チャイニーズ・タイペイは初回にYi-Ting Yanが先制し、続くフォン・チェン・リン、スアン・リュウ、チア・イー・チェンも生還してリードを開いた。ボツワナのワング・ゴンドの投手交代でWangu Gondoも得点しチャイニーズ・タイペイは4-0とした。
2回、Feng-Chen Lin が中前三塁打で、Chia-Yun Changが得点し、Linも犠牲フライで生還し、6-0とリードを広げた。
Lin Chih-Yingと Chia-Hui Koが得点を加えると、Changがボノロ・モレフェ相手に左翼線に破るヒットで場内ホームランを放った。彼女は、Yi-Hsuan Suを捕えかけたが、2人とも得点し、3回終了時点で10-0とした。
オーストラリア対ボツワナ
太陽が顔を出し、各チームがフィールドに揃い、第一試合が始まった。
ボツワナ(43位)はアイルランドとアメリカに敗れており、オーストラリア(9位)はイギリスに敗れ、アイルランドに勝利している。ボツワナにとってはこのダブルヘッダーの初戦となり、立て続けにチャイニーズ・タイペイとの試合が待っている。
オーストラリアは、テイラ・チチクロニスがフィリッパ・アドキンスのレフト前ヒットで先制し、ノーアウト一塁で1対0と完璧なスタートを切った。ヘイリー・ボニソン、ツィツィクロニス、カイリー・スティーマーズ、クレア・ワーウィックも得点。再び打席に戻ったアドキンも左を破るヒットで場内ホームランを記録し、ベリンダ・ホワイト、オリビア・クズミンスキと共に生還してオーストラリアは8対0にリードを広げた。
今大会初登板のレセゴ・ディタウがボツワナのピッチャーサークルに入り、ツィツィクロニスをフライアウト、ツェゴファツォ・ガエテペレを一塁で刺してオーストラリアの初回を終わらせた。
カンドラ・ラムは今大会初めてオーストラリアのピッチャーを務め、ゲーテペレからセンター深くにヒットを打たれたものの、ボツワナを無得点に抑えた。
2回にはステイシー・マクマナスの右中間への安打でジェイド・ウォールが得点し、9対0とリードを広げた。
4回にもスティーマーズが得点して10-0とし、オーストラリアのコールド勝利が決まった。
試合前
木曜日は最高気温が18度まで上がる予報だ。18:30からの大一番、アイルランド対イギリス戦のために今晩予報されている雨が降らないことを祈りたい。
これまでの試合結果