グループBの優勝候補である日本とアメリカは、金曜日にスペインとオランダにそれぞれ勝利し、第31回WBSC U-18野球ワールドカップの開幕戦を飾った。
台中での初日は悪天候に見舞われ、グループAのチェコ対メキシコ、プエルトリコ対韓国の試合は延期となった。
2日目結果
日本-スペイン 10-0
侍ジャパンは、馬淵史郎監督が予告していた通りの安定した投球と見事な守備を見せ、序盤でリードを奪った。その後、侍ジャパンは長打で6回コールドで試合を終わらせた。
日本は、スペインの先発投手フアン・サラザールが試合開始に許した連続四球を最大限に利用した。U-18侍はバントでランナーを進め、森田大翔の犠飛で得点、相手の失策で1点、緒方漣のタイムリーで1点を加え3-0にリードした。
U-18侍は、2回表にエリア・ジェロニモとジョルディ・モレノのリリーフ陣を相手に5点を奪い、リードを広げた。寺地隆成、丸田湊斗、森田大翔、知花慎之介がそれぞれタイムリーを放った。
日本のショート、小林隼翔の守備力は印象的だった。
6回裏の二塁手・緒方漣の2点タイムリー三塁打で10点差となり、日本のコールド勝利が決まった。
パナマ-ベネズエラ 13-4
1回表、パナマは5点のリードを奪いそのまま逃げ切った。ベネズエラは10本のヒットを放ちながら、2点差から詰め寄ることはできなかった。
パナマはベネズエラ先発のセバスチャン・サンチェスに対し、エドウィン・ウォルデンとヘクター・ライヨがワンアウトから連続シングルを放ち、暴投で先制点を奪った。イエレミ・サンチェスが2アウトからタイムリーを放ち、2-0とした。ディマ・オダの3点ランニングホームラン でパナマは5-0とリードを広げた。
1回裏にベネズエラが2つの守備のエラーで1点を返した後、ベネズエラは一塁手ランディ・ソトのチョッパーをダブルプレーに仕留めて失点を防いだ。
2回表、フリオ・カサスがパナマの6点目を入れた。二塁手カルロス・ガルセスのダブルプレーでベネズエラのリリーバー、オスカル・メルガレホはピンチを脱した。
3回裏、ベネズエラは、一塁手ランディ・ソトの2死満塁の一打で6-3と点差を縮めた。
4回裏にヴェネズエラはリリーフのエフレイン・クビージャを相手に1点を追加。先頭のフランシスコ・リベロが二塁打を放ち、エスメイケル・アリエチェのタイムリーで得点した。
5回表、パナマは2点を追加。ホセ・ベルナルがメルガレホから二塁打を放ち7-4とすると、ベネズエラ3人目の投手フアナンヘル・ペレスが暴投で追加点を許した。6回表、イエレミ・サンチェスは9点目を入れた。
7回表、パナマは、ケニー・ダニアを相手に点差を広げる。フリオ・カサスの二塁打、ホセ・ベルナルの三塁打で13-4とリードを広げた。
パナマはケルビン・コントレラスが最後の3イニングを投げた。
チェコ-メキシコ延期
チェコとメキシコは1回表のみの対戦で、大雨のため審判団は試合中断を余儀なくされた。
試合は雨のため1時間45分の遅れで始まったが、大雨が続き1回表終了後に中断された。
チェコとメキシコは9月6日に対戦する。時間は未定。
アメリカ-オランダ 2-1
アメリカは5回裏の2ランでオランダを下し、U-18野球ワールドカップの開幕戦を白星発進した。試合は左腕先発イーサン・シーフェルバインとマックスウェル・コーネリッセンの投手戦が4回まで続いた。
1回裏、オランダの捕手キーガン・ピーテルネラがコナー・グリフィンの盗塁を食い止めた。アメリカは2人の走者を塁に残した。
3回裏、アメリカは得点チャンスを逃した。中堅手のデレク・クリエルが二盗を決め、送球エラーで進塁し、ボールが三塁を外したタイミングで得点しようとしたが、ショートのアマレンシオ・フランカが本塁でタッチした。
アメリカの左腕のイーサン・シーフェルバインは、4イニング投球、わずか1被安打、2四球、8奪三振。彼は守備の援護もあった。
アメリカは右腕ブライス・ライナーに投手交代。ライナーは好球速を披露した。
5回表、ライナーは、二塁手のタイ・トロンプが失策で出塁する前に2アウトを奪った。トロンプは四球で得点圏に進み、アマレンシオ・フランカの中前打で先制の1点を入れた。
5回裏、アメリカは、マールテン・スミットとゲイス・ファン・デン・ブリンクのリリーフ陣を相手に逆転に成功する。先頭のマヌエルレ・マリンが二塁打で出塁し、四球と守備エラーを絡めて得点を加えた。
アメリカのトレイ・グレゴリー=アルフォードが最後の4つのアウトを取った。