WBSC女子野球ワールドカップは火曜日、カナダのサンダーベイにあるベースボール・セントラルで開幕した。初日は香港が韓国に勝利し、アメリカはオーストラリアとの開幕戦を制した。開幕日の最後の一戦ではカナダはメキシコに9-1で勝利した。
アジア同士の第1戦は、香港が韓国を9-8で破った。香港は、7回表に4点を奪って逆転し、アジア予選でのライバルに2敗したリベンジを果たした。Wing Hin Ngの2ランがこの試合の鍵となった。
第2戦では、エリス・バーガーが5.2イニングを投げて勝利投手となり、この日の最優秀選手に選ばれた。オーストラリアの新星ジュヌヴィエーヴ・ビーコムは、3回に3者連続四球を与え、試合を決定づける2失点を喫した。
メキシコ対カナダの最終戦は、悪天候のため4回途中で中断。90分後に試合が再開されると、メキシコのブルペンが大崩れし、6四球と3安打で6失点し、余裕のリードを許してしまった。
メキシコ対カナダ
雨天順延後、メキシコのリリーバー、パウリーナ・ルイズが3者連続四球を与え、ナルダ・アンドラーデに交代。その5球後、マディソン・ウィランが右中間を破る二塁打で出塁。カナダは守備のエラー、満塁四球、ルシー・アンクティルのタイムリーで3点を追加。カナダが8-1で大きくリードした。
サンダーベイの雨が止み、防水シートがフィールドから外された。現地時間22時10分の再開を目指す。
3回半を終えたところで、ベースボール・セントラルでの試合が雨で中断。
小雨が降る中、メキシコが大会初得点を挙げる。サマリア・ベニテスが右中間をやぶるヒットを放ち、その後エディス・デ・レイハのゴロで生還した。ベニテスのヒットはこの試合メキシコの初ヒットとなった。試合は2-1でカナダがリード。
カナダは3回裏に1点を追加。セーナ・キャタロールがセンターへの二塁打を放ち、その6球後、マディソン・ウィランのフルカウントからタイムリーを放った。
初回、アリソン・シュローダーが中前適時打を放ち、カナダが1-0で先制する。マディソン・ウィランが四球で出塁し、先制点を挙げた。
WBSC女子野球ワールドカップ・グループAの第3戦が始まった。メキシコとカナダはサンダーベイのベースボールセントラルで初日の最終戦を行った。
オーストラリア対アメリカ
7回表、オーストラリアは、1アウトランナー2人を得点圏に置いたが、同点に追いつくことはできなかった。クローザーのミーガン・マイドリンガーは、最後の2アウトを右中間への浅いフライに打ち取り、試合終了。試合は3-2でアメリカが勝利した。
エリス・バーガーは5.2イニング、84球で降板。彼女は2安打、1失点、1奪三振。オーストラリアは、さらにヒットと内野安打で2アウト満塁とし、ケイトリン・アイノンのタイムリーでマクレーランが得点した。このプレーで、ジリアン・アルバヤティが本塁のリア・コーニッシュを完璧な送球でアウトにした。これでアメリカは3-2でリード。
オーストラリアは6回表に初得点を入れた。ティカラ・ゲルデンホイストが死球で出塁、2暴投で三塁に進み、最後はアビー・マクレランのゴロで得点。アメリカのショートが華麗なダイビングキャチで一塁を援護したが、彼女の送球はベースから外れてしまい、ゲルデンホイストがオーストラリアの初得点を入れた。
5回裏にアメリカがレミ・シェーバーの犠牲フライで駄目押しの1点を入れた。アメリカが3-0でリード。
アメリカのエリス・バーガーが4イニングを投球。この試合でのバーガーの成績は1被安打、1奪三振。ケルシー・ウィットモアとアンナ・キンブレルの好守もあり、4回を無失点に抑えた。
2回を無失点に抑えた後、3回裏、ビーコムが制球を乱し、3者連続四球を与えた。そして、アレックス・ヒューゴに投じた変化球をオージーの捕手マディソン・ヒースが捕球できず、パスボールで先制点を許してしまった。1打者を歩かせたあと、アリソン・スティーンが救援に立つが、四球レミ・シャーバーを押し出し、アメリカがこの試合2点目を奪った。アメリカが2-0とリード。
16時50分、試合再開。0-0のまま2回に突入。
1イニング終了後、サンダーベイは雨と雷雨の悪天候のため試合は中断。
香港対韓国
7回裏、韓国が再び満塁のチャンスから適時打で1点を返す。しかし、Yik Shan SunがJua Park をショートゴロに仕留め、香港の勝利で試合終了。
7回表、香港は4ランを加え、アジアのライバル韓国から逆転を奪った。Wing Hin Ngの2点タイムリーで香港が韓国に勝ち越す。
4回裏、韓国は4回連続でのノーアウト満塁のチャンス。Soyeon Park、Haeri Kimの犠牲フライで2点を加え、韓国が7-5で再びリード。
4回表、香港が同点に追いつく。韓国の捕手Minhee Choiをめがけて韓国走者が走り続け、この回合わせて5盗塁。Wing Hin Ngのタイムリーと守備エラーで香港が2点を奪い、5-5の同点に並んだ。
3回裏、韓国は満塁としたが、Minhee Choiの犠飛による1点のみ得点に成功。試合は5-3で韓国がリードを伸ばす。
香港は試合序盤から積極的な走塁を見せ、3回には二盗を含む8盗塁を記録。Wing Ki Maiが3点目となる得点を挙げ、香港が4-3に迫った。
2回裏、韓国がリードを奪った。韓国は2四球とヒットで再び満塁とし、今度はクリーンアップ・バッターのNuri Shinが三塁打を放ち、韓国が4-2とリードした。
1回裏、韓国は満塁で、Soyeon Parkが左中間へのタイムリーを放ち、1点目を入れた。香港が2-1リード。
1回表、香港は2-0と先制。得点圏にランナーが2人いる場面で、Wing Ki Muiが3塁へのゴロを打ったが、1塁への送球が逸れて、1番のWing Hin Ngが3塁から得点した。その数球後、捕手のジャニス・ラウがレフトへの犠牲フライで香港の2点目を入れた。
試合前
今朝のサンダーベイは野球には絶好の天候だが、午後遅くににわか雨の予報。今日の最高気温は26度まで上がる見込み。