日曜日に延期された3試合が終了し、アメリカ、カナダ、メキシコがWBSC 女子野球ワールドカップのグループAの上位3チームとして終了した。
土曜日に既に2024年決勝大会の出場を獲得している3チームは、日曜日に最終順位を賭けてプレーし、アメリカがメキシコを2-0で破って無敗を守り、その結果、その後のオーストラリア対香港9-2、カナダ対韓国10-0の結果にかかわらず、カナダとメキシコがそれぞれ2位と3位になった。
日曜日の最終試合の結果、上位 3 チームの順位が維持された。アメリカが5勝0敗で1位を獲得し、カナダ(4勝1敗)が2位、メキシコ(3勝2敗)が3位となり、ワイルドカードを獲得した。順位表の下半分では、オーストラリア(2勝3敗)が4位、香港が5位(1勝4敗)、韓国が6位となった。
WBSC女子野球ワールドカップ・グループAでアメリカは、投手陣が一安打に抑え、ナオミ・ライアンが適時打で唯一の2得点を記録し、メキシコに2-0で勝利、無敗記録を達成した
オーストラリアは後半戦で逆転勝ちし、最終戦で香港を破った。香港は5回表に2点リードを奪ったが、オーストラリアが反撃して決定的なリードを奪った。
カナダは韓国に5回10-0でコールド勝ちし、グループAを終了した。 Julia Konigshoferはカナダの代表チームの初打席で本塁打を放ち、4打点で試合を終えた。
大会後、アメリカの二塁手 Alex Hugoが第9回 WBSC 女子野球ワールドカップのMVPに選ばれた。Hugoは打率.714、13得点、9打点、4二塁打、1本塁打の記録を達成した。
韓国対カナダ
2回裏にJulia Konigshofer が2ラン本塁打を放ち、カナダが先制した。水曜日の香港戦で投手デビューを果たして勝利を獲得したKonigshoferにとって、韓国戦は代表チームでの初打席となる。
Emma Payetteと Julia Konigshofer が3回裏にそれぞれ適時打を放ち、カナダのロリードを倍増させ4対0とした。開催地チームは4回裏にPayette、 Konigshofer、Justine Marinと Kaitlyn Rossの適時打でさらに5点を加えた。
5回裏、Raine Padgham がレフトへ二塁打を放ち、Payetteが決勝打で勝利した。
オーストラリア対香港
3回裏に中国香港が2点リードを奪った。素早い2アウトの後、How Ken Chanが安打を打ち、次に先頭打者Wing Hin Ngが四球を出して2人の走者を出塁させた。両者ともオーストラリア守備陣の連続エラーで得点した。
オーストラリアは2アウトから3点を加えて、リードを奪った。3連続火っとと Claire O'Sullivan の2点タイムリー二塁打でオーストラリアがリードした。
その後オーストラリアは7回表に6安打6打点の猛攻撃をし、Morgan Doty は2点タイムリーを記録し、Claire O'Sullivan、Jordan Richardson、Caitlin Eynon はそれぞれ適時打を記録した
メキシコ対アメリカ
Alex Hugoが試合の最初の2ランを記録した。1回裏に彼女はレフトへ2塁打を放ち、その後 Naomi Ryanのヒットで得点し、アメリカが1-0とリードした。2イニング後、Hugoが死球を受け、その後Ryanレフトへの二塁打で得点した。
6回表、メキシコは1死から2人の走者を得点圏に置いたが、アメリカのリリーフの Olivia Pichardoが Itza Hernandezと Daniela Lealを三振に打ち取り窮地を脱した。
試合前
昨日の曇り空に比べて日曜は青空の晴天で野球に絶好の天気となった
アメリカとメキシコは現地時間11時30分に予定されている。この試合は来年の決勝大会に向けての前哨戦でもあると同時に、この試合でグループAの1位が決定される可能性もある。アメリカが勝てば無敗でグループステージを終え、優勝の有力候補の1人として決勝大会に臨むことになる。一方、メキシコが勝利すれば同率1位に並び、ほかのチームの結果次第で順位が決まる。先発はElise Berger (アメリカ) とAdriana Palma (メキシコ) 。
日曜日の第2試合では、オーストラリアと香港、(どちらも1勝2敗)が4位争いで対決することになる。両チームとも2024年の決勝大会への出場枠を獲得するには及ばなかったが、最終日に勝利すれば4位の枠が割り当てられ、世界ランキングのポイントが反映される。Maddison Erwin がオーストラリアの先発となり、香港代表として3度目の出場となるKwong Yin Sumが、初めての先発投手となる。始球式は 15:30開始。
グループAの最終戦は19時30分の韓国対カナダ戦となる。開催国は自国でグループステージを良い雰囲気で終え、昨日の対オーストラリア戦の勝利の勢いを維持することを目指す。トップ 3 チームでの終了が確定したカナダの最終順位は、まだ他の結果にも左右される。韓国は今大会初勝利を目指す。韓国の先発投手はBo Mi KIM選手、カナダ代表の先発投手は大会デビューとなる17歳のSarah Pengelly 選手だ。
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