英 菜々子が日本をベネズエラにサヨナラ勝ち、無敗記録維持に導く

日本はベネズエラを 5-4で破り、 カーネクストpresents第９回WBSC女子野球ワールドカップ グループBで3連勝を飾った。

ベネズエラが5回裏に4対2でリードし、延長戦まであと1ストライクまでに迫るなど、多くの人が予想もしていなかった。しかしながら7回裏、キャッチャーの英 菜々子の第1打席でツーアウト2ストライクからの一打で勝利が決まった。

「私は常にチームのために最善を尽くそうと思っていました。」と英は試合後地元報道陣に語った。「私はロッテに入団して以来、里 綾実のキャッチャーを務めています。彼女は常に自分の試合に集中していますが、今日も例外ではありませんでした」

里は２イニングを完璧な投球で勝利に導いた。「私の投球は以前ほど速くありませんが、経験を通してより集中し準備することが出来るようになりました」と彼女はコメントした。

彼女は今でもファンに大人気だ。「マウンドに上がったときはあまり気がつきませんでしたが、もし興奮してくれていたとしたら、とても嬉しいです。ファンが私たちを勝利に押し上げてくれたと思います」

２回裏に日本が先制点を決めた。ベネズエラの先発投手アブリル・アマロは岩見香枝にツーアウト四球を与えた。日本の遊撃手はボークで進塁し、三塁取・出口彩香のタイムリーで得点した。

.ベネズエラは３回表に逆転に成功。日本の先発・田中露朝は四球と死球でピンチを招くと、捕手のMariana Valdezが同点打を放ち、走者を三塁に進めた。２点目はゴロアウトで得点。指名打者のFrandelis Garciaが左中間へ深い二塁打を放ち、遊撃手のMariana Nateraがのタイムリーで4-1とした。

日本は３回裏で１点を返す。川端友紀ワンアウトから安打で一塁に到達し、右翼手・楢岡美和が左翼席へ二塁打を放ち、点差を詰めた。Amaroはフライアウトと三振で切り抜けた。

5回裏、先頭の田中美羽が内野安打で出塁。 Amaro が中堅手・三浦伊織に四球を与えると、川端友紀が右翼線にタイムリーを放ち、三浦伊織が三塁打を放った。楢岡がバントで完璧なセーフティースクイズを決めて同点に追いついた。

現女子野球ワールドカップMVPのレジェンド、里 綾実が6回表に日本のマウンドに立った。

先頭打者・白石美優が内野安打を放ち出塁、犠牲バントで二塁に進塁し、ゴロアウトで三塁に到達。田中がセンター前ゴロを打ったが Nateraが二塁のすぐ後ろから送球し、かろうじて田中を一塁で仕留めた。

7回表、出口彩香の跳躍キャッチで Ruclaireth Tovarの二塁打を食い止めた。

7回裏、先頭の三浦が内野安打で出塁、１死二塁で盗塁した。ベネズエラは楢岡に敬遠四球を選び、星川あかりが右翼へシングルを放ち満塁。

.小島也弥がゴロでホームでフォースアウトして2アウト。捕手の英 菜々子がこの試合初めてボックスに入るとAmaroの5球目を捉えてセンターへのサヨナラ打を決めた 。

日本は9月16日（土）14時（現地時間）より2位チャイニーズ・タイペイと対戦する。両チームは無敗であり、直接対決で1位が決定する可能性が高い。ベネズエラ（1勝2敗）は18時（現地時間）に7位キューバと対戦する。