カーネクストpresents 第9回WBSC女子野球ワールドカップ・グループBの4日目が終わり、最初の順位が確定した。
日本は2,400人を超えるファンの前でチャイニーズ・タイペイを2-0で破り、2024年にカナダのサンダーベイで開催される決勝大会への進出権を獲得。マドンナ・ジャパンの中島梨紗監督は、「このようなハイレベルな女子野球を多くのファンの前で披露できたことを本当に嬉しく、誇りに思います」とコメントした。
プエルトリコは、16位フランスに13-3で勝利し、第9回女子野球ワールドカップ・ファイナルステージへの重要な一歩を踏み出した。フランスは6回まで粘りを見せたが、プエルトリコが7点を奪って逆転した。
ベネズエラはキューバとの延長戦を8-7で制した。ベネズエラはキューバに勝ち、来年のファイナルステージ進出のチャンスを得るために、懸命に戦わなければならなかった。キューバは3度同点に追いついたが、8回裏にベネズエラはスリシュナ・アルシニエガのバントで勝ち越した。
プエルトリコとベネズエラは、日曜日の14:30(現地時間)から、ファイナルステージ2024への3枠目をかけた1試合のプレーオフを戦う。
土曜日の結果、チャイニーズ・タイペイも2024年ファイナルステージ進出が決まったが、チャイニーズ・タイペイには、日曜日のフランス戦の後に出場権が与えられる。
4日目 結果
ベネズエラ-キューバ 8-7
ベネズエラはキューバに勝利し、ファイナルステージ進出のチャンスにつないだ。キューバは3度同点に追いついたがベネズエラは8回裏、スリシュナ・アルシニエガのバントで勝ち越した。
1回裏、ベネズエラが先制。エスキア・レンゲルがキューバ先発のヤネット・クルスにタイムリー三塁打を浴びせ、フランデリス・ガルシアのタイムリーで2点目を入れた。
2回裏、ベネズエラはさらにリードを広げた。ルクレレス・トバルが野選で得点。走者一、三塁のチャンスで、ポップフライが右翼に落ち、トバーは得点、グレンダ・デュネットは二塁でフォースアウト。さらにマリアナ・バルデスの中前打で4-0とした。ダヤナ・バティスタが二塁手レンゲルをライナーでアウトに仕留め、この回の攻撃を終えた。
3回表、キューバは2つの相手失策を生かし、リビア・ドゥアルテの2点タイムリーで同点に追いついた。
3回裏、ベネズエラがリードを奪い返す。フランデリス・ガルシアが三塁だを放ち、2アウトからショートのダヤンニ・ベラスケスの1塁への送球をアブリルが俊足で競り勝ちタイムリーとなった。
キューバは余裕のダブルプレーで5回をしのいだ。
6回表、キューバが再び同点に並ぶ。ヨルダンカ・ロドリゲスが安打、バントで進塁し、ダヤナ・ラミレスの安打で三塁到達。エストゥピナンのピッチャーへのバントで1点を追加した。ベネズエラはダブルプレーでこの回を切り抜けた。
6回裏、ベネズエラが追加点を挙げた。アブリルが左中間への三塁打、暴投で得点。さらにスリシュナ・アルシニエガ、マリアナ・バルデス、エスキア・レンゲルの3連打で1点を追加した。
キューバも諦めず、リビア・ドゥアルテが2ランを放ち、再び同点に並ぶ。
8回表、キューバはバントで同点ランナーを進めることに成功したものの、得点には至らなかった。
延長一回裏、ベネズエラが勝ち越す。一死満塁の場面で、スリシュナ・アルシニエガが初球を一塁へ送りバントを決め、トバルを三塁から生還させ勝負を決めた。
日本-チャイニーズタイペイ 2-0
小野寺佳奈はわずか4安打を許したのみ。日本は彼女の後ろで素晴らしい守備を見せた。川端友紀と岩見香枝がタイムリーを放った。
ファーストピッチセレモニーは、次のマドンナ・ジャパンを夢見る14歳の藤原桜空が務めた。
日本は1回裏に得点のチャンスを得たが、チャイニーズ・タイペイのショート、Yu Ying Hsiehが三浦伊織をセカンドゴロに仕留める。
2回表、日本は、先発投手の小野寺佳奈が犠打をダブルプレーにし、守備力を見せつけた。
3回裏、日本がリードを奪った。三浦はツーアウトから内野安打で出塁し、二盗で得点圏に入ると、川端友紀のレフトタイムリーで得点した。
Yu Ying Hsiehが見事なダイビング・キャッチでピンチを脱した。
4回裏、岩見香枝のタイムリーで二塁手の星川あかりが生還し、日本は2-0にリードを広げた。
小野寺は最後の12アウトを取り、日本の勝利を決定づけた。
プエルトリコ-フランス 13-3
フランスは、連続満塁のチャンスを潰し、三塁ランナーを失って3点差で7回を迎えた。プエルトリコは最後の打席で7点を奪い、点差を広げた。
フランスは2回裏にフレデリック・ヌーリが三塁打を放ち、レナ・セラムがホームに生還して先制した。
プエルトリコは3回表、2アウトから4連続ヒットで逆転。リサンドラ・ベリオスの2点タイムリー二塁打とジェニー・オルティスの適時打で得点。
4回表、プエルトリコはリリーフのアンブル・ブルアールを相手にリードを広げる。2四球を生かしてアドリクス・パラディゾの適時打とダブルスチールで点を重ねた。
4回裏、フランスは1点を返す。レナ・セラムが二塁打を放ってこの日2本目のヒットを記録し、マチルド・マルブリエの適時打で得点した。
5回裏、リリーバーのゾーイ・コラゾは2アウト満塁のピンチを招く。アンジェリス・リベラが代打で登場し、フランス人3人目の走者を歩かせ満塁。しかしセリア・スイディをフライに打ち取り、ピンチを切り抜けた。
7回表、プエルトリコは、アラニス・ロドリゲスとジェニー・オルティスの二塁打を含む8安打7得点で点差を広げた。