チリ野球ソフトボール連盟 (FECHIBEIS, Federación de Béisbol y Softbol de Chile) は5400キロに及ぶ国内領土のうち1663キロまでその活動範囲を広げた。野球はアリカ、イキケ、アルト・オスピチオ、トコピーリャ、アントファガスタ、ラ・セレナ、サンアントニオ、サンチアゴなどの9つの地元協会で運営されている。
独立運営のサザンパシフィックリーグ (LPS, Liga del Pacifico Sur) はビオビオ県の南部で発展している。
キューバ出身のJorge Ramos氏は体育教育学部を卒業したあとチリに移った。現在はコンセプシオン在住で、理学療法士として仕事をしている。彼はまたコンセプシオンを拠点にするチームの一つBucanerosのコーチでもある。コンセプシオンにあるそのほかのチームはVikingos、Titanes 、 Venezolano Soy。さらにPumas と Angelinosの2チームがロスアンヘルスにある。Pumasは唯一専用野球場で試合をしたり練習ができる唯一のチームだ。
「このリーグで、ベネズエラ、キューバ、チリ、ハイチのラテンアメリカの野球の情熱がここに集まります。」とハバナタイムズでRuber Osoria氏は語った。
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球団VikingosのCristian Becker もコンセプシオン出身だ。「ケーブルテレビのおかげで野球ファンになりました。」とWBSCに語った。メジャーリーグベースボール(MLB)の アトランタ・ブレーブスのファンになりました。
彼はビオビオ大学に入学した時に野球を始めコンセプシオンに複数の球団があることを知った。
「1990年半ばまで四つか五つの球団が活動していました。」とBeckerは加えた。「 しかし人気が衰退し90年代終わりには大学内でしか野球の活動は行われませんでした。」
「 私たちのクラブは国内最南端に位置するため、試合相手を探すためには500 km 以上も移動しなければなりませんでした。そこでこの地域に野球を発展させようと考えたのです。ビオビオ大学チームはCyclonesと改名し、その後TitanesとBucanerosという二つのチームに分かれました。その後ロスアンヘルスに Pumasチームが設立され、「Copa del Sur」という大会が始まりました。
「Copa del Sur 」は2018年にLPSにより再びブランディング化された。
2020シーズンはCOVID-19パンデミックの影響で中止されたが、Beckerは2021シーズンは行われるのかどうか定かではないという。
「現在コンセプシオンとロスアンヘルスはロックダウン中です、アルゼンチンの野球チームと連絡を取り合っていますが、アルゼンチンでは活動は行われているそうです。ですから2021シーズンはできるのではないかと期待しています。」