木曜日、日本の大阪で開催されたカーネクスト侍ジャパンシリーズの第2戦の最終戦で、2万5379人のファンの前で、侍ジャパンの6投手が9イニングを完璧に投げ、日本が欧州を2対0で完封した。
20歳で大学生スターの金丸夢斗は6つのアウトのうち4つを三振で取り、試合の流れを作った。
金丸選手は通訳を介して「全ての投球がうまく行きました。満足です」と語った。
「彼は大学生の投手ですが、速球は95マイルを超え、ストライクにはスプリッターとチェンジアップを投げます。素晴らしい投手です」と欧州チームのマルコ・マッツィエーリ監督はコメントした。
中村優斗、松山晋也、渡辺翔太はそれぞれ1イニングを投げ、隅田知一郎と種市篤暉が最後の12アウトを取った。
ヨーロッパは一度も出塁できず、日本は合わせて15三振を奪った。ヨーロッパのデラノ・セラサは7回裏、墨田選手から左中間への強い打球を放ったかと思ったが、中堅手・西川史礁がダイビングキャッチで食い止めた。代打ワンデル・エンカルナシオンも運が悪かった。彼は9回先頭で右翼への深いフライを打ち上げたが、ファウルラインギリギリだった。
「彼らの中堅手は別の惑星でプレーしているようだった」とマッツィエリは称賛した。
マルクス・ゾルバッハも日本のスタッフを称賛し、「彼らには本当に感心しました。特にあのスプリッターにはインスピレーションを貰いました。あの投球は学ぶべきだと思いました」と語った
試合実況
試合前に、WBSCのリッカルド・フラッカーリ会長はジャン-エリック・パケ駐日欧州連合大使を京セラドームで歓迎し、その後日本のBリーグの宇都宮ブレックスに所属するプロバスケットボール選手の比江島慎選手が始球式を投げた。
無死走者一、二塁で、アレックス・リディは森下翔太の3塁への緩いゴロをスムーズな併殺打で食い止め、ヨーロッパは最初のピンチを脱した。
2回表日本が先制した。田村俊介が強烈なゴロを三塁に打ち、相手の守備のミスで二塁まで進む。紅林弘太郎のセカンドゴロの間に田村は三塁へ。捕手・山本祐大の犠牲フライで先制に成功した。
3回表、ラース・ハイヤーがゾルバッハに代わってヨーロッパのマウンドに立った。
続く2回裏も、先発の金丸夢斗は2三振を奪うなど、2イニングを投げて1人の走者も出さず4三振を奪うというこれ以上ない投球を見せ、中村優斗に交代した。
欧州チームは5回表にティアゴ・ダシルバにボールを渡した。中村優斗、松山晋也、渡辺翔太の3人の日本人投手が5回欧州打線をおさえた。
6回表、田村が欧州の4人目の投手、スベン・シュラーから逆方向への1塁打を打ったが、ビデオレビューで彼は二塁で盗塁が失格となった。
7回裏、中堅手西川史礁が鮮やかなダイビングキャッチでデラノ・セラサの長打をとらえた。
日本は8回表に2点目を奪った。8回表に代打の万波中正が二塁打でチャンスを作った。バエズは小園を四球で歩かせ交代、マテオ・ボッキが2アウトをとったが、紅林がショートへ強い打球を放ってヨーロッパのミスを誘い追加点を挙げた。
9回裏、代打ワンデル・エンカルナシオンが右への深いフライを打ったが、球はファウルに終わった。種市篤暉三者連続三振を奪って試合が終了した。
日本 0 1 0 0 0 0 0 1 0 = 2 (5 安打、エラーなし)
EUROPE 0 0 0 0 0 0 0 0 0 = 0 (0安打、2 エラー)
日本 センター 西川史礁 (2打数1安打), 指名打者 近藤健介 ( 1打数0安打), ライト 森下翔太 (2打数1安打、 万波中正 1打数1安打)、3塁 村上宗隆 (2打数0安打)、小園海斗 2打数0安打)、レフト 田村俊介 (4打数1安打)、 レフト 紅林宏太郎(2打数0安打)、2B 中野拓夢(1打数1安打)、センター 山本祐大(0-1、古賀悠斗( 1打数0安打)、 1塁 石川昴弥(2打数0安打)
投手 金丸夢斗 IP 2, K 4, BB 0, H 0, ER 0、中村優斗 IP 1, K 1, BB 0, ER 0、松山晋也 IP 1, K 1, BB 0, H 0, ER 0、渡辺翔太 IP 1, K 2, BB 0, H 0, ER 0、墨田知一郎 IP 2, K 4, BB 0, H 0, ER 0、 種市篤紀 IP 2, K 3, BB 0, H 0, ER 0
ヨーロッパ ユーティリティープレイヤー、デラノ・セラサ (3打数0安打)、 センター、マレク・フルプ (3打数0安打),3塁手、アレックス・リディ (3打数0安打), 捕手、マルティン・チェルベンカ(0-3), レフト ダニエル・ヒメネス (2打数0安打)、エンへル・ベルトレ( 1打数0安打)、 センター、ガブリエル・リノ (2打数0安打)、 ピンチヒッター リカルドパオーニ(1打数0安打) センター、アルベルト・ミネオ )、2塁手 シャーロン・スコープ (2打数0安打、ワンダー・エンカルナシオン 0-1)、1塁手、マルティン・ムジーク (3打数0安打)、 レフト、エデイソン・バレリオ (2打数0安打、ジュレミー・プロファー)
投手 マルクス・ゾルバッハ IP 2, K 0, BB 2, H 1, ER 0、ラースハイヤー IP 2, K 2, BB 1, H 2, ER 0、ティアゴ・デ シルバ IP 1, K 2, BB 0, H 0, ER 0、スベン・シュラースIP 1, K 1, BB 1, H 1, ER 0、フェルナンド・バエス IP 1.1, K 1, BB 1, H 1. ER 0、マッテオ・ボッキ IP 0.2, K 0, BB 0, H 0, ER 0、ケビン・ケリー IP 1, K 1, BB 0, H 0, ER 0
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