第7回WBSC U-12野球ワールドカップ  12チームの監督のコメント
27/07/2023 1 記事を読む目安時間

第7回WBSC U-12野球ワールドカップ 12チームの監督のコメント

グループAでは、日本の井端弘和、メキシコのファン・モラレス、そして開催国のミン・ジェン・チェンが、世界タイトル獲得を目標として掲げた。グループBは、前大会優勝のアメリカが今回も有力視されている。「全員が優勝という最終目標を持ってここに来ています」とアメリカのトロイ・ガーラック監督は語った。

 第7回 WBSC U-12 野球ワールドカップが7月28日(金)に開幕するが、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)と中華民国棒球協会(CTBA)は、南シナ海のドクスリ台風の進路を注視している。台風の尾を引く雨は、大会の初日に影響を与えるかもしれない。

悪天候のため、7月27日(木)の練習は中止。そこでWBSCは大会前のテクニカルミーティングの後に12チームの監督に話を聞いた。

U-12 Baseball World Cup Graphics

グループA

2020年の東京五輪で監督を務めた元日本プロ野球(NPB)オールスターの井端弘和監督は、「(世界一の)日本はオリンピック金メダリストであり、世界王者でもある。私たちはそのステップを踏んでいきたいが、今はスーパーラウンド進出を目指す」と語った。

世界3位のメキシコも優勝を目指して台湾に乗り込んだ。「投手陣はもちろん、守備陣や打線にも素晴らしい才能ある選手が揃っています」と、過去3度のU-12ワールドカップでメキシコを率いた経験を持つフアン・モラレス監督はコメントした。

Ming-Jen Chen監督は、4位で2度のU-12世界チャンピオンに輝いたチャイニーズ・タイペイを自国で指揮する。「プレッシャーがないと言ったら嘘になります」と彼は記者会見で語った。

6位のベネズエラは第6回U-12野球ワールドカップで2位に終わった。ラファエル・エルデ監督は「世界王者になれるようなチームではないかもしれないが、攻守に優れ、投手陣も安定している」語った。

フィリップ・ヘマーは10位のオーストラリアを指揮する。「素晴らしい子供たちで構成された若いチームです。その才能に驚く人もいるかもしれない」と自信を見せた。

元代表のドミニク・ブダーは、19位のドイツをU-12欧州2連覇に導いた。「2017年にも参加しましたので、競争が非常に激しいことはわかっています。相性のいいチームもあれば、手の届かないチームもあると思いますが、ベストを尽くします」とコメントした。

Tournament Pass U-12 BWC

グループB

世界ランキング2位で、U-12世界王者のアメリカが有力視されている。「この中にいる誰にとっても勝つことが究極の目標だと思います」とトロイ・ガーラック監督は言う。「まだ1週間しかたっていないので、みんなを理解しようとしているところです。素晴らしい子供たちが揃っているので、逆境にどう対応するか見ていきたいと思います。戦って金メダルを獲得したいです」と語った。

5位の韓国を率いるDuckhyun Ryu監督は、「才能豊かなチームであり、準備も万端だ。韓国野球のレベルの高さをアピールできると信じています」と語った。

10位のドミニカ共和国もスーパーラウンド進出を狙う。Cristobal Bonill監督は「我々には多くの才能があります。準備期間中はハードワークした。U-12ワールドカップに参加することは、選手たちの成長に役立つでしょう」と期待を込めた。

元国際投手のエルピディオ・ピントは14位のパナマの準備に集中している。

「準備はできています。何週間も一緒にやってきたし、始まるのが待ちきれません」

16位チェコと45位ニュージーランドは劣勢と見られている。

チェコのヤン・ズラベック監督はU-12ワールドカップにコーチとして参加した経験があり、「競争するために最強の努力をします」と語った。

ニュージーランドのアンドリュー・マルク監督は、選手としてワールドベースボールクラシック予選やオーストラリア野球リーグに出場している。「私たちの野球はここしばらく上昇傾向にあります。私の目標はこの子たちをできる限り良くすることです」と意気込んだ。

VII U-12 Baseball World Cup Schedule