世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は年次ガバナンスレポートの第1版をリリースした。
この報告書はWBSCのインテグリティ・ユニットが作成。WBSCのグッドガバナンスに対する取組みの進捗状況の共有と、組織内の透明性向上を目的として公開された。
オリンピックアジェンダ2020+5に沿ったWBSC戦略計画2022-2028の重要な分野は、WBSCファミリー全体でグッドガバナンスの理念を確立することだ。この報告書は今後年次ベースで公開される。
WBSC会長のリカルド・フラッカーリは、グッドガバナンスの重要性を強調し、WBSCがメンバーに対して常に透明でオープンであることを確認した。
フラッカーリ会長は「WBSCの最初のガバナンスレポートの結果を皆様と共有できることを嬉しく思います。私たちは戦略計画2022-2028において、WBSCのガバナンスとレピュテーションの強化を重要な戦略的優先事項としました。この年次報告書のリリースは、WBSCとその大陸協会の活動やプロセスを常に測定し、透明性を維持するという私たちの取り組みの一部です」と語った。
「この報告書は、すべての領域で改善していることを示しています。しかし、グッドガバナンスにおいて最新のベストプラクティスを実施し最高水準を保つためには、まだやるべきことがあります」
今回の第1回報告書には、夏季オリンピック国際連盟(ASOIF)が実施した最新のガバナンスレビューの結果についても触れている。
このWBSC大陸協会のガバナンスレビューはASOIFがWBSCへの評価に用いたの枠組みをベースにして作られ、その詳細についても記載されている。レビューの第2段階の結果はこちらで参照可能。
今後の報告書ではASOIFガバナンス・タスクフォースによるWBSCのガバナンス、および大陸連盟のガバナンスについてさらなる評価が行われる予定。また、国内加盟連盟のガバナンスを評価する計画もある。
WBSCインテグリティ・ユニットの詳細についての詳細はこちらより。