WBSCとカーネクストpresents第9回女子野球ワールドカップ・グループBの現地組織委員会(LOC)は、参加6チームのうち4チームを現地の報道陣に紹介した。登壇した4チームの監督とキャプテンは世界最高峰の女子野球国際大会に参加し野球界全体を盛り上げることに「興奮」していると語った。
日本代表キャプテンの川畑友紀(元日本プロリーグ打点王)は「子供たちは私たちのプレーを見に来てくれます。私の目標は、彼らの野球をやりたいと思ってもらえるようにすることです」と語った。
世界No.1の日本は、女子野球ワールドカップで6連覇を更新中だ。
元世界優勝投手の中島梨紗監督は「「チームスピリットが私たちの強みです。選手一人ひとりが女子野球の普及を目指していいて、それが私たちの力にもなっています。私たちは女子野球にチャンスと知名度を与える責任があります」と語った。
中島監督は47人の選手で選考をスタートし最終的に27人に絞ったが、他の代表チームも同じように長い選考プロセスを経て選考している。
フランス代表のラフセーヌ・ベンハミダ監督も、世界ランキング16位のフランス代表は50選手で選考を始めたという。最終20人に絞るまでの過程では、日本代表の選手たちもトレーニングに参加した。
「私の選手たちは、一緒に試合をするのが大好きです。どのような場面でも、どのような状況でも、ベストを尽くしてくれます」
今回がWBSC女子野球ワールドカップ初出場となるフランスは、2度の欧州チャンピオンに輝いている。キャプテン、カミーユ・フーシェは「フィールドで必ずベストを尽くします」と意気込んだ。
また、7位キューバのレネ・サリア監督は、チームスピリットと協力する意志を強調した。「チーム編成は10月から始めたましたが、20人に絞る前に、50人の選手の事前選考に取り組みました」
キャプテンのダヤナ・バティスタも 「私たちは興奮していますし、この大会で持てる力をすべて出し切ります」と同じく意気込みを語った。
世界ランキング2位のチャイニーズ・タイペイを率いるMing Huei Huang監督は、国内選手権の終了後に毎年ベスト20の選手が選ばれると語った。「私たちのチームは素晴らしい化学反応を起こし、シニアから若手まで、全員が家族のように働いています」
キャプテンのYu Ying Hsiehは、チームの目標はただひとつ、「来年の決勝大会に進むことです」と加えた。
プエルトリコとベネズエラもこの大会に参加しているが、移動スケジュールの遅れのため、記者会見には出席できなかった。
5位のベネズエラでは地元紙が今大会の出場を大きく報じている。ベネズエラ野球連盟(FEVEBEISBOL)は、夏に第13回女子野球全国選手権と第6回全国ジュニア選手権を開催し、ララは両リーグで優勝した。
第9位のプエルトリコは、女子野球で最も急成長しているプログラムのひとつである。WBSC南北アメリカ大陸予選で2位となり、5月の親善シリーズではキューバを撃破した。
WBSC会長のリッカルド・フラッカーリに代わって、WBSCのマイケル・シュミット専務理事は「明日から6つの代表チームが戦います。彼らは3つの異なる大陸を代表しています。これこそがWBSCの目的であり、世界をひとつにすることなのです」と語った。