チャイニーズ・タイペイ、延長戦で日本に逆転勝利

世界ランキング4位のチャイニーズ・タイペイは、7回裏にSheng-Rang Wangのサヨナラ打で3-2と逆転し、世界1位の日本を下した。アジアの強豪2カ国は、世界レベルの守備プレーをいくつも披露して観客を楽しませ、スリリングなフィナーレでファンは立ち上がって喜んだ。

日本は2回表に先制点を挙げる。一塁走者・和田健吾は一死で二塁打で出塁すると、三塁・三ツ井蓮の一塁ゴロで三塁に到達。右翼手・藪内雅也のバントで得点した。

２回裏、チャイニーズ・タイペイはすぐさま反撃に出る。Yan En Chiuが安打で出塁し、エラーで進塁。捕手・ Yu-Hsiang Wangと二塁手・Shang Eng Wang の連打で同点に追いつく。中堅手の小栗明の好捕と素早い送球でダブルプレーに成功し、日本はこの回を切り抜けた。

試合は延長戦にもつれ込み、チャイニーズ・タイペイは Ya-En Chiuがマウンドに立つ。しかしこのリリーフがボークでタイブレークのランナーを進めさせ、藪内のサードゴロで和田が生還して日本が１点リードした。

７回裏、チャイニーズ・タイペイはリリーフの土屋春樹を相手に反撃。一死からYu-Hsiang Wangが送りバント。二塁ランナーのSheng-Kai Gauが一気にホームまで駆け抜け、同点に追いついた。2人目のタイブレーク・ランナー、Wen-Fai Shenが三塁に到達し、Sheng-Rang Wangのショートゴロで生還し、チャイニーズタイペイのサヨナラ勝利が決まった。

３日目、チャイニーズ・タイペイは午後の試合でメキシコと、日本はドイツと対戦する。