WBSC U-12ベースボールワールドカップアメリカ大陸予選　デイビッド・シャープがアメリカ代表の監督に就任

USA Baseballは、WBSC U-12 野球ワールドカップアメリカ大陸予選のアメリカU-12代表チームの監督をデビッド・シャープが務めることを発表した。シャープのコーチングスタッフには、マーク・ランチ・マッケンジー、ジェイソン・セカニー、ロジャー・ライトが名を連ねる。

シャープは、2015年には世界チャンピオンのコーチングスタッフを務め、アメリカをU-12世界一に導いた2017年にはUSA Baseball の育成コーチ部門年間賞に選出された。

彼はアラバマ州の「Prep Baseball Report (PBR) （アメリカのスカウト団体）」のディープサウス（アメリカ深南部）スーパーバイザーを務め、Huntsville High Schoolのヘッドコーチとしても6シーズンを過ごした。

シャープはまた「アメリカ国旗のついたユニフォームを着ることは、野球場での最高の栄誉です。私たちは一流のアシスタントコーチや質の高いスタッフを集めました。このグループには十分な経験があり、USAベースボールファミリーに新しい顔を迎えることを楽しみにしています。スタッフはこの仕事を軽んじることなく、これから若い選手たちが『USA方式』を学べるよう手を差し伸べ、フィールドで最高のゲームができるよう真摯に取り組んでいきます」とコメントした。

USAベースボール・ナショナル・ボード・オブ・コーチング・エデュケーションの元メンバーであるマッケンジーは、2008年以来の４度目の代表チームのコーチングスタッフ参加。1998年にはU-16代表チームを世界一に導き、USA Baseball 育成コーチ部門年間賞（Development Coach of the Year）を受賞している。コンコーディア大学セントポール校では20年間ヘッドコーチを務めている。

U-12日本代表のコーチを4度務めたセカニーは、投手コーチとして再び参加。2013年に初めてアシスタントとして参加し、2015年にはアメリカのWBSC U-12ベースボールワールドカップ2冠、2019年のU-12ワールドカップではの銀メダル獲得に貢献した。元プロ投手であるセカニーは現在、USA Baseball NTISの北西地域ディレクターと、カリフォルニア州リバモアのグラナダ高校でアシスタントコーチを務めている。

WBSCU-12野球ワールドカップのアメリカ大陸予選は、5月19日から28日までメキシコのアグアスカリエンテスで実施。世界2位の米国は、メキシコ（3位）、ベネズエラ（6位）、キューバ（7位）、ドミニカ共和国（10位）、プエルトリコ（11位）、パナマ（14位）、コロンビア（15位）、ブラジル（24位）と対戦する。上位4位までは、7月28日から8月6日まで台湾の台南で開催される第7回WBSC U-12 野球ワールドカップに出場できる。