7月28日(金)に延期された6試合が、8月2日(水)に行われ、台湾の台南にあるアジア太平洋国際野球場で第7回WBSC U-12ベースボールワールドカップのグループステージが終了した。
日本(3勝2敗)はメキシコを下し、無敗のチャイニーズ・タイペイ(5勝0敗)、ベネズエラ(4勝1敗)に次ぐグループA3位となった。チャイニーズ・タイペイは2勝0敗、ベネズエラは1勝1敗、日本は0勝2敗でスーパーラウンドをスタートする。
ドミニカ共和国、アメリカ、韓国が4勝目を挙げ、グループBの首位に並んだ。TQBにより、 ドミニカ共和国が1位、アメリカが2位、韓国が3位。ドミニカ共和国が1位、アメリカが2位、韓国が3位となった。3チームとも1勝1敗でスーパーラウンドをスタートする。
6日目結果
チャイニーズタイペイ-オーストラリア18-0
チャイニーズ・タイペイは最初の打者5人がヒットで出塁し、試合の流れを決めた。チャイニーズタイペイは4回コールドで勝ち、グループラウンドを無敗のまま終えた。
チャイニーズ・タイペイの最初の5打者が、オーストラリアの先発チェイス・クルーからヒットを放った。1番Chun-Han Tienが単打で出塁。Hung-Kai Chenと Pin-Yu Linが内野安打で続き、先制。Guan-Syu Chenと Yu-Yenが連続二塁打で4-0に。一死、Qi-Jia Zengの二塁打で5点目。オーストラリアは、右翼手アシュトン・ディプロックの好リレーから始まったダブルプレーでこの回を切り抜けた。
2回裏、チャイニーズ・タイペイは、クルーとリリーバーのボーディ・エバンスから、Yu-Yen Loの満塁ホームランなどでリードを12-0に広げた。
チャイニーズ・タイペイは3回裏も得点を重ね、コールド勝利を収めた。
ベネズエラ-ドイツ 11-1
ベネズエラはドイツを12-4で圧勝し、4勝1敗でオープニング・ラウンドを終えた。
ベネズエラはドイツ先発のメイソン・キャメロンに対して5安打でスタート。ドイツの守備陣は3つのエラーを犯し、ベネズエラは初回6-0でリードした。
3回表、ドイツは、ティジアン・スリラトゥがホセ・ラミレスの四球で得点。
4回裏、ベネズエラは、キャメロンと救援のラファエル・ボルガルトを相手に、4安打4得点で10-1とリードを広げた。
韓国-ニュージーランド15-0
韓国は先頭打者が本塁打放つなど、ニュージーランドを4回コールドで破り、スーパーラウンド進出を決めた。
初回、1番打者のJinwoong Leeがタビタ・アーサーから本塁打を放ち先制。
続いて韓国は3安打とボークで3点を追加した。
2回裏、ニュージーランドは、満塁のピンチを二塁手のYuto Ikedaのダブルプレーで切り抜けた。
3回裏、韓国は2つの守備エラーを利用し、4安打5得点で点差を広げた。
4回裏、韓国は6点を奪い、コールド勝利を決めた。
アメリカ-チェコ 25-0
前大会優勝のアメリカは、初回に19打者、3回に15打者を打席に送った。打線は5本の本塁打を含む21安打を放ち、投手陣は四球によるランナーを1人許しただけだった。アメリカはスーパーラウンド進出を決めた。
一塁手のレイランド・ヘンリーがタイムリー二塁打で先制。一死一塁からショートのパリス・ヘッドの安打で3対0にリード。左翼手ギャビン・ゴメスも深い本塁打を放ち5-0。
パーカー・ニコリス(3ラン)とタイラー・アーリー右翼手が連続で本塁打。
ゴメスは満塁で2度目ホームランを放った。
ドミニカ共和国-パナマ 7-5
ドミニカ共和国は、4回裏に3本のホームランを放ち、スーパーラウンド進出をかけたノックアウトゲームでパナマに逆転勝ちした。
1回表、パナマはホームでランナーを失ったものの、二死、三塁手ロジャー・バスケスの単打とワイルドピッチで2点を先制。
2回表、ドミニカ共和国は、好守備を披露した。
2回裏、指名打者のアンソニー・レイエスがドミニカ共和国に1点目をもたらす。彼は先発のアルジス・パラシオから単打を放ち、イエラルド・バルガスの二塁打で一塁から生還。パナマの一塁走者は暴投で進塁し、二ゴロで得点しようとして2アウトとなった。
4回裏にレイエスがソロ本塁打を放ち、2点差とした。
ドミニカ共和国はパラシオと救援のハビエル・アセベドから試合の主導権を握った。先頭打者のカルロス・マレーロがタイムリー二塁打、二塁走者のジャスティン・ガルシアが3ラン本塁打を放ち、6-2とリードを広げた。
右翼手グスタボ・タルマーレが2アウトからソロを放ち、7-2とした。
5回表、パナマはパラシオが犠牲フライで3点目を入れ、バスケスがセンターへ2ランホームランを放って7-5と点を2点差まで縮めたが、逆転にはならなかった。
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日本-メキシコ 12-6
駒勇佑と和田健吾がそれぞれ2本塁打を放ち、日本はスーパーラウンド進出を果たした。
1回裏、捕手の駒裕介が今大会3本目のホームランを放ち、日本は3-0と先制した。
メキシコは先発のアルフォンソ・デル・バジェから左腕のジェロニモ・ペレスをリリーフに送る。しかし、2アウトで橘蓮次左翼手がタイムリーを放ち、4-0。
メキシコは四球とエラーで出塁したが、日本の中堅がダブルプレーで先発の水野蒼介をピンチから救った。
2回裏、駒はリリーフのジェロニモ・ペレスから再び本塁打を放つ。
メキシコの3番目の投手アラン・ドミンゲスがマウンドに上がると、和田健吾が初球を捉えて3ランホームランを放った。
4回表、メキシコは、リリーフの鈴木瑛人から2つの守備エラーを絡めて2点を返したが、その裏、和田が再び本塁打を放って12-2とした。
12-3で迎えた5回裏、メキシコは走者一掃のピンチをダブルプレーでしのぎ、コールド負けを回避した。
6回表、エステバン・ガジャルドが日本の3人目の投手である三ツ井から本塁打を放ち、12-5と点差を縮めた。
- 5日目:チャイニーズ・タイペイが唯一の無敗を維持
- 4日目:ベネズエラが日本を制す、ドミニカ共和国はアメリカに勝利
- WBSCはベネズエラ野球界のプリンセス、フランシス・サンドバルにインタビュー
- 3日目:チャイニーズ・タイペイ、ベネズエラ、アメリカ、韓国は無敗をキープ。
- 2日目:チャイニーズ・タイペイは日本を退け、ベネズエラのウィリー・エルナンデスはノーヒットノーランを達成。
- 初日は悪天候のため全試合延期
- 7月27日(木)のテクニカルミーティング後、12人の監督が大会について語る
- 7月27日、台南市はメディアにチャイニーズ・タイペイ代表チームを紹介
- 華南金融ホールディングスがU-12野球ワールドカップを支援
- 出場12チームの紹介とこれまでの成績
- 台南 400年の豊かな歴史
大会詳細はU-12野球ワールドカップ公式サイトへ